コレクションの記号論

コレクションの記号論

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784486015383
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3010

内容説明

本号は2000年5月に静岡県立大学で開催された日本記号学会大会シンポジウムを中心に構成されている。特集には2つの隠されたサブテーマが含まれている。ひとつは知の対象としての「日本」であり、もうひとつはその立場、もしくは姿勢としての「記号論」である。

目次

1 コレクションの記号論と日本のコレクター(シンポジウム1「オープニング」;平安時代における知的情報の類聚と集成―国風文化の成立と展開;書物の集積とその往来―満州から江戸に;石井研堂のコレクションとコネクション;ディスカッション1)
2 コレクションの記号論の射程(近代の国家コレクションと民間コレクションの形成―東洋/日本美術の収集・展示・露出とその逆説;チャールズ・ロングフェロウと岡倉覚三―コレクション・エクジビションの場としての身体;ディスカッション2;建物を集める―シンポジウムをおえて;“lego”する精神;コレクション・記号・フェティシズム)
3 『リヒト』を初演したあとで―雅楽の楽器群を始原楽器のコレクションとみて、その構造を解読する多様なコードの発見
虚構的言説の記号論―虚構作品における指示再考
情報のコレクションからセレクションへ
量子力学のコペンハーゲン解釈における記号論的側面
書評
日本記号学会20年の歩み