内容説明
奇人変人になごみ、バリの海で溺れ、愛猫モチにメロメロ、世の中はあんびりばぶるなことばかり。それでもミッキーは、かしましく、たくましく生きてます。
目次
シャックダイエット
ＮＯ、ＮＥＷＹＯＲＫ
のー、にゅーよーく
脳入浴
バリ
感情のトロ
テールズオブ合コン
三十歳成人式説
脳にやさしく
関係ない〔ほか〕
著者等紹介
西加奈子［ニシカナコ］
１９７７年、テヘランで生まれ、その後、エジプト、大阪で育った。関西大学法学部卒業。２００４年、『あおい』でデビュー。２００５年、『さくら』が大ベストセラーになる。２００８年、『通天閣』で織田作之助賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
65
関西人的おちゃらけた印象のエッセイの中に、母親からの誕生日の手紙があり、泣けました。 西さんの作品から感じられる優しさが根底にあるようで、楽しく読めました。 モチとサニーと母親が出てくるエッセイが好きです。2015/10/14
Mayumi Hoshino
56
西さんのエッセイは初読み。「サラバ！」の歩も「舞台」の葉太も「円卓」のこっこも「ふくわらい」の貞も、みんな西さんの一部なんだなあ。もっと西さんの作品を読み進めたら、そんな気付きが増えそう。漫談口調のように語られる珍道中には笑わされ、時には忘れてはならないことにしんみりと考えさせられ。面白かった〜！読後にもっと西さんのことが好きになりました。「かしまし」も読もう！2015/12/02
いたろう
54
西加奈子のエッセイ第二弾。このたくましい妄想力は「円卓」のこっこを思わせる。そして、ニューヨークの旅行記では「舞台」を思いだし・・・。しかし、通勤途中に読むんじゃなかった。笑いをこらえるのが大変。2014/08/04
そうたそ
50
★★☆☆☆ 最近刊行された「まにまに」や、少し前の「ごはんぐるり」に比べると、このエッセイは悪い意味で若さが感じられる。書かれていることはもちろん面白いんだけれど、その語り口調の勢いがどこか読者のテンションを追い越してしまっているような気がする。「ミッキーかしまし」の方はそうでもなかった気がするのだが、こちらはちょっと読んでいて引いてしまう部分もあったかなあ……。とはいえ、作家のエッセイとしてはかなり面白い部類に入るのは間違いないとは思う。西さんのイラストもまた作品を味わう醍醐味の一つかと。2015/12/09
★YUKA★
50
かしまし、に続き読了★ やっぱり面白すぎる(о´∀`о) もう『少女漫画的恋愛指南』が！あるある過ぎて(笑) 挿絵も味があって好きです。2015/09/12
