ちくまプリマー新書
目と耳と足を鍛える技術―初心者からプロまで役立つノンフィクション入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480687968
  • NDC分類 901.6
  • Cコード C0295

内容説明

脳みそに汗かいて考えろ!世の中の動きと人びとの生態を一つ余さず凝視し、問題意識を身につける技術とは?必読書“百冊”を厳選した最強のブックガイド付き。

目次

1 「目」のつけどころ
2 「足」に刻みつける
3 「耳」をとぎすます
4 人物を見、社会を聞き、時代を歩く
5 発想をかえる
6 インプットからアウトプットへ
7 ライフワークの旅
8 私の修行時代
9 歩く、見る、聞く者の戒めと覚悟

著者等紹介

佐野眞一[サノシンイチ]
1947(昭和22)年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社のライターや業界紙記者を経てノンフィクション作家に。社会の片隅や裏側から時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査とねばり強い取材によって近現代史の巨大なテーマに正面から迫り読者を圧倒する作品を書きつづけている。『旅する巨人』で第28回(平成9年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
佐野さんはノンフィクションの大家に入るのでしょうが、その佐野さんのノンフィクションを書くについてのノウハウをご自分の代表的な作品をもとにして説明してくれています。また自分の自伝のような部分もありました。最後の筆者が推薦するノンフィクション100冊は参考になります。最近のものはあまり読んでいませんでした。2015/11/16

kinkin

66
サブタイトルは「初心者からプロまで役立つノンフィクション入門」となっているがいわゆるハウツー本ではない。著者の経験と実践してきた事が中心に書かれている。ノンフィクションを描くということの入門という言葉は似合わないなー。内容はスーパーダイエーの中内功のこと、正力松太郎のこと、雄琴のソープランドのことにすこし触れてありそれらについて書いた本は読んでみたい。2017/04/18

太田青磁

17
日本に未曾有の繁栄をもたらし、反面、この国から確実に古きよきものを喪失させた高度経済成長とは何だったのか。このテーマをライフワークとし、中内功、正力松太郎、出版、沖縄などを描いたノンフィクション作家の問題意識を作品に結実させる術を伝えてくれます。・語って説かず、ノンフィクションの要諦・業界紙は経済動向をビビッドに伝えるメディア・モチーフを鮮明に、捨てる情報が多いほど作品の充実度は増す・ものを書くとき試されるのは書く側の教養と見識・執筆前に鳥の目・虫の目の過程を確保・ノンフィクションとは固有名詞と動詞の文芸2013/03/17

Nobu A

11
書架で何年も埃を被っていた積読本。そもそも何で購入したかすら覚えていない。恐らくタイトルに惹かれたのだと思う。本から何を学ぶかは読者次第だと肝に銘じているつもりだが、やはりダメなものはダメ。まず、佐野眞一著書初読。所々興味深い記述があるが、正直何なのこの人?俺は読売新聞の実質的創業者、正力松太郎の評伝は書いたが、読売新聞グループ会長の渡辺恒雄は断った。チンピラのような奴は書かない。「冷めたピザ」と国際的に酷評された小渕首相は書く気になれない等。このようなことは酒の席でオフレコで語ってくれ。読む気が失せた。2022/06/17

セレーナ

8
今まで著者が書いたノンフィクション作品の自画自賛が主で、表題は名ばかり。ただそのノンフィクションの抜粋解説は面白かった。2023/08/23

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