ちくま文庫<br> 倚りかからず

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ちくま文庫
倚りかからず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 136p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480423238
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0192

内容説明

「もはや/いかなる権威にも倚りかかりたくはない/ながく生きて/心底学んだのはそれぐらい/じぶんの耳目/じぶんの二本足のみで立っていて/なに不都合のことやある/倚りかかるとすれば/それは/椅子の背もたれだけ」。強い意志とナイーヴな感受性によって紡ぎだされた詩集『倚りかからず』に「球を蹴る人」「草」「行方不明の時間」の詩3篇と高瀬省三氏のカット16点を添えて贈る瀟洒な一冊。

目次

木は旅が好き

あのひとの棲む国
鄙ぶりの唄
疎開児童も
お休みどころ
店の名
時代おくれ
倚りかからず
笑う能力
ピカソのぎょろ目
苦しみの日々 哀しみの日々
マザー・テレサの瞳
水の星
ある一行
球を蹴る人

行方不明の時間

著者等紹介

茨木のり子[イバラギノリコ]
1926‐2006。大阪に生まれる。詩人。1953年、詩学研究会に投稿していた川崎洋と詩誌「櫂」を創刊。1976年より韓国語を学び始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

213
詩とは優しくもあり厳しくもあるもの。それは人の生きる道だから。本題「寄りかからず」の力強さ。「木は旅が好き」の冒険心。…ふいに旅立つ。どこか遠くへ。無数のきらめきが羽ばたいては流れ着く。時代の流れに遅れても何も不自由はなく、まっとうに生きている。自らの意思で踏み出した経験は、進む道を後押ししてくれる。…そこにある回転ドアは周囲の景色を変えてくれるかも。あらゆる約束ごとも失ってしまうかもしれないけれど。…死にゆくもののかたわらにただ寄り添い、手を握り続けることの意味。旅立った日を思い出す。あの頃が懐かしい。2021/10/22

はっせー

212
読友さんから詩をおすすめされてから詩に興味を持ちこの本に辿りついた。読んでみて心にじんわりと来て小説を読み終わったときとは違う心の刺さり方であった!この本は16点の詩をまとめたものになっている。茨木さんの詩はどこか優しくそして鋭い部分も持っている。題名にもなっている倚りかからずは本当に深い。色んなものによりかからず自分で自立する大切さと椅子の背もたれでたまには休めよという優しいの2つが少ない言葉で紡がれている。こうした詩はゆっくり自分の体に入って大事なときにふと出てくるものかなと思わしてくれる作品だった!2021/05/27

まこみや

129
田中小実昌のエッセイを読んでいたら、茨木のり子の詩集を思い出してしまいました。1999年に発行された初版本を取り出してきて何度目かの再読です。小津安二郎の映画の斎藤高順の音楽を低く流して小さな声で読んでいると、なんや知れん、いい気持ちになってきます。本当はいい気持ちだけで終わってはいけないのだろうけれど。まあ、しばしほっこりする時間をもちたい時もあるのです。どうぞ御海容に。2023/12/17

masa@レビューお休み中

101
格好いい。その言葉に惚れてしまう。女だからとか、男だからとか、そんなことはお構いなしに、その真摯たる姿勢に心奪われてしまうのだ。表題作『倚りかからず』を読むと一目瞭然で、茨木のり子という人がわかる。何ものにも倚りかからない人生を選ぶというのは、誰しもができることではない。その立ち居振る舞いが美しい一輪の花のようにも見えれば、誰も住んでいない広大なお城のようにも見えてしまう。美しくあるということは、孤高であるということかもしれない。それに耐えてこそ、倚りかからず人生を歩むことができるのかもしれない。2013/10/12

Kazitu

97
詩を久しぶりに読んでみた。茨木さんの詩は勇気づけられるとのことで、たまには、一遍一遍噛み締めてみるのも良いなとおもいました。☺ 2023/07/29

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