ちくま文庫
スパイと言われた外交官―ハーバート・ノーマンの生涯

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  • サイズ 文庫判/ページ数 444p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480423153
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0195

内容説明

投身自殺をした、外交官の身に何が起こったのか。1957年4月、駐エジプト大使であったカナダ人の自殺は、世界を驚愕させた。なぜ自らの命を絶ったのか?やはり、ソ連のスパイだったのか?外交文書などの一次資料から浮かび上がる真実とは。

目次

軽井沢に生まれて
青年期の記憶
死の淵を生きる
ケンブリッジ大学にて
青春の葬送
分岐点
空白の三年間
戦後処理のなかで
戦後日本の構築
GHQの内部闘争
天皇退位説の渦中に
ノーマンとウィロビー
マッカーサーとの乖離
晒される過去
共産党の党籍
別離の日
カイロ赴任
中東危機に直面
自死の選択

著者等紹介

工藤美代子[クドウミヨコ]
1950年、東京に生まれる。大妻女子高校を経て、チェコスロバキアのカレル大学に留学、カナダのコロンビア・カレッジを卒業。『工藤写真館の昭和』で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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