ちくま学芸文庫<br> 神道

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ちくま学芸文庫
神道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480096449
  • NDC分類 170
  • Cコード C0114

出版社内容情報

日本人の精神構造に大きな影響を与え、国の運命をも変えてしまった「カミ」の複雑な歴史を、米比較宗教学界の権威が鮮やかに描き出す。

内容説明

日本人の多くは自分を「無宗教」だと思っているだろう。ましてや神道の信者だと思うことはまずない。しかし第三者の眼を通して見ると、いかに日本人の日常や人生が、神道と不可分の関係にあるかがよくわかる。初詣や七五三、祭りといった行事はもちろんのこと、白木を美しいと思い、水や塩で身体や場を清めるという感覚も神道と切り離すことはできない。逆にこうした日本人独自の感覚こそが神道を生み出したのだとも言いうる。経典もまとまった教義もなく、国の政策によって「宗教ではない」とされたがゆえに見えにくくなってしまった神道の真の姿を、比較宗教学の権威が余すところなく解き明かす。

目次

第1章 鳥居をくぐる
第2章 日常のなかの関連性
第3章 古代神道(先史時代~七九四年)―草分けとなった人々
第4章 奈良から宣長へ(七九四~一八〇一年)―道を示した人々
第5章 すべての道は東京に通ず(一八〇一~二〇〇二年)―イデオロギーを作ったエンジニアたち
第6章 故郷への道

著者等紹介

カスーリス,トーマス[カスーリス,トーマス] [Kasulis,Thomas P.]
オハイオ州立大学比較文化学部教授。アメリカにおける日本宗教思想研究の第一人者。大谷大学にも招聘されている。鈴木大拙創刊の宗教誌「イースタン・ブディスト」編集顧問

衣笠正晃[キヌガサマサアキ]
法政大学国際文化学部教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。専門は比較文学

守屋友江[モリヤトモエ]
阪南大学国際コミュニケーション学部教授。明治学院大学大学院国際学研究科博士後期課程修了。専門は宗教思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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またの名

10
「何の目的で神社に来たんですか」「よくわからないですね」「祭神の名は唱えましたか」「何ていう神様かよくわからないですね」といった日本人とのふざけた問答にこそ、本質主義的なそれとは区別される実存主義的スピリチュアリティとしての神道のカギがあると考える米国人の研究。外在的超越ではなくタマやカミとの内在的なホログラフィー的関係に満ちた日本の精神世界についての記述は、外部に向けた外部からの解説であるためロジカルかつ丁寧。古事記・日本書紀から神仏習合、国学を経て、本質主義全開の国家神道や靖国騒動までを華麗に脱構築。2015/03/05

ダージリン

5
民俗学に関心があり、お祭りとか民俗行事との関連で神社の果たす役割なんかを外国人から見た目で解説してくれると勝手に期待していたが、大分趣が違った。神道の変遷として、古事記、神仏習合、本居宣長、平田篤胤を紹介し、国学から国家神道への流れをしっかり語っている。民俗風習を含めた言わば緩い信仰を含めての宗教の捉え方など、結構ためになった。この手のテーマはなかなか日本だと突っ込んで扱わないので、思わぬ形で良い勉強になった。2020/04/17

donky

2
日本文化の雑種性が、神道をベースにして儒教・仏教との習合ゆえのものだとよくわかる学術書。これまでにない方法論で書かれた画期的な本だと感動しました。カミ+制度としての儒+形而上学としての仏教…古代世界での加上と習合⇒密教と神道…中古における垂迹⇒儒教(朱子学)と鎌倉仏教、本地垂迹…中世⇒仏教抑圧ゆえに儒学(武士道)+国学としての神道…江戸の宗教政策と本質追及の本居宣長⇒天皇神格化と氏神の明治・軍国史観。いずれにせよ神道が、時の政治と儒・仏とのバランスにおいて生き延びた原理が詳説されます。素晴らしい本です。2015/02/12

のりべぇ

1
正確には、飛ばし飛ばしの拾い読み。アメリカの研究者による神道の解説。言い回しとか、微妙に違和感のある表現島が新鮮であった。かなり日本について詳しい。勉強になります。内部からだけの研究ではどこか客観的になり切れないのだなぁ、と感じた次第です。2016/05/15

へんかんへん

1
タマ、ミ、モノだっけ鳥居関連2015/05/24

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