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ちくま学芸文庫
アントニオ・ネグリ講演集〈上〉“帝国”とその彼方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480090942
  • NDC分類 311.4
  • Cコード C0110

内容説明

拘束が解かれた2003年から2004年にかけてアントニオ・ネグリが精力的に世界の各地で行った講演が一冊に。グローバリゼーションが進む現代のさまざまな「運動」を横断し、それらの「運動」が呈している分節化の状況とそこから生み出されるオルターナティヴについて語る一方、『“帝国”』についての諸相を辿りなおし、ポスト社会主義の政策を展望する。“帝国”の時代における国家、社会、経済、そして人間のゆくえは!『マルチチュード』以降の道標として、政治哲学者にして革命運動家でもあるネグリの思想の最も熱い部分を明快かつ簡潔に。本邦初訳。

目次

第1部 “帝国”とその彼方(“帝国”とその彼方、アポリアと矛盾;“帝国”のための公理体系;“帝国”のなかのユートピアと抵抗;“帝国”と市民権;“帝国”の移動を生きる―闘争するために;抵抗とマルチチュード;平和と戦争;“帝国”の時代とマルチチュードの時間における芸術と文化;マルクス―“帝国”と帝国主義)
第2部 ポスト社会主義政治(新自由主義的経済政策への社会的対抗策;“帝国”内におけるポスト社会主義の政治;“帝国”の新局面;都市型民主主義;新たな福祉のために)

著者等紹介

ネグリ,アントニオ[ネグリ,アントニオ][Negri,Antonio]
1933年、イタリアのパドヴァ生まれの政治哲学者にして革命運動家。マルクスやスピノザの研究で知られ、パドヴァ大学、パリ第八大学、国際哲学院などで教鞭をとる。79年、モロ首相誘拐殺人事件に関与した疑いで投獄される。83年、フランスに亡命。97年、帰国後刑に服す。03年、完全自由の身になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

4
ネグリを読むのは初めて、だからこういう雑多な講演集だと前提とされている語が分からなくて、前半はいまいちつかめなかった。なぜか、後半に言葉の解説とかがあって(今まで断りなく使ってたのに、訳者のずれが大きい)、徐々に分かってきた。2000年前後からの、アメリカ一極の終結する時代をどう捉えるか。国家単位で決まることは今やほぼなくなる。大衆とは異なるマルチチュードって概念や〈帝国〉という考え方など、むしろ講演集だから説明がなく分かりにくかった。著作を読もう。2013/09/11

チュメニ

2
本書に収録されている「〈帝国〉内におけるポスト社会主義の政治」はネグリ自身による最良の『〈帝国〉』入門だと思います。2017/06/16

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