ワールドクラスの経営―日本企業が本気でグローバル経営に挑むための基本の書

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ワールドクラスの経営―日本企業が本気でグローバル経営に挑むための基本の書

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478107188
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C2034

出版社内容情報

「海外で積極的に事業を展開し、手段としてのM&Aも功を奏し、年々、海外売上高比率が伸びている。うちももう立派なグローバル企業だ」と考えている方にお聞きしたい。あなたの会社は、次の3つの質問にYesと答えられますか。

【質問1】世界中のキャッシュが数えられる

【質問2】世界中のタレントが数えられる

【質問3】自社の方向性を明確に示せる

 これらの問いに即座に答えることができるのが「真のグローバル企業」です。社会的に大きな価値を生み出す事業を通じて顧客や投資家を満足させ、独自の企業文化を支える従業員・パートナーなどあらゆるステークホルダーに喜びを感じさせ、きわめて高い収益力を維持する企業体を筆者らは「ワールドクラス」と呼びます。

 ワールドクラスの経営陣は、試行錯誤しながら現在の姿をつくり上げています。その特徴は、「経営の基本動作」に表れます。

 日本企業のなかには、ワールドクラスの「経営の基本動作」をベンチマークと称して集める傾向が見られますが、実際に模倣してみると、どこから手をつけたらよいかがわからないほど複雑で包括的で、結局扱いきれていないようです。そして、「外資だから」「トップダウンが効くから」「人を切れるから」と我彼の差を強調し、「できない言い訳」をする。自社のポジション(現実)を受け止め、自ら変わる必要性を自覚し、どう変わればいいかを真剣に考えない。それが、「グローバル化」を掲げる日本企業の現実です。

 ワールドクラスは、学び続け、他者に先んじて手を打ちます。常に「未来の変化」を意識しています。勝つための意思決定は、簡単なことではありません。それなりに時間とお金をかけて戦略を練り込んでいる。だから、他社(者)が気づいたときはすでに行動に移っている、と見えるのです。日本企業が憧れる「スピーディな意思決定」は何層にも及ぶ努力の結晶であり、ワールドクラスの「経営の基本動作」の賜物なのです。

目次

第1章 グローバルマネジメントの変遷(「移動」がもたらしたグローバル化;一様ではないが、つながっている世界 ほか)
第2章 組織の設計思想(大事なことは変わらない;古典的組織論が提示した分業、専門化、相互依存 ほか)
第3章 ワールドクラスの経営行動―コーポレートの実像(コーポレートの役割;常に「先」を意識する経営の仕掛け ほか)
第4章 ワールドクラスの経営行動―コーポレートのコア・ファンクション(ファイナンス;HR ほか)
第5章 日本企業に向けた比較考察(成功の功罪:日本企業が変われない理由;日本企業の“気づき”のきっかけ ほか)

著者等紹介

橋本勝則[ハシモトカツノリ]
YKK入社後英国子会社CFOとしてM&A2件、欧州持株会社・欧州統括会社を設立。デュポンでは自動車関連事業部シニアビジネスアナリスト、持分法適用会社財務報告システムのグローバルプロジェクトリーダー、内部監査マネジャーを経験。帰国後東京トレジャリーセンター設立、グローバルトレジャリープロジェクト参画を経て、デュポン取締役財務部長。現在は取締役副社長としてダウケミカルとの合併・3社分割を担当し、グループ会社ガバナンス、スタッフ部門担当役員。東京都立大学大学院経営学研究科特任教授。慶応義塾大学商学部卒業、デラウェア大学修士課程修了(MBA)

昆政彦[コンマサヒコ]
GE横河メディカルシステムCFO、ファーストリテイリング執行役員、GEキャピタルリーシング執行役員最高財務責任者(CFO)等を経て、2006年住友スリーエム入社(現スリーエムジャパン)、財務担当執行役員等を経て、スリーエムジャパン代表取締役社長。早稲田大学大学院ビジネススクール(WBS)客員教授、グロービス経営大学院教員。一般社団法人日本CFO協会理事。早稲田大学商学部卒業、シカゴ大学経営大学院修士課程修了(MBA)、早稲田大学大学院博士(学術)取得

日置圭介[ヒオキケイスケ]
税理士事務所勤務から英国留学を経て、PwC、IBM、デロイトでコンサルティングに従事。2020年6月よりボストンコンサルティンググループ(BCG)にパートナー&アソシエイトディレクターとして参画。コーポレート&ポートフォリオ戦略、コーポレート機能&組織設計、メガトレンド、グローバルマネジメント、CxOトレーニングなどのコーポレート・アジェンダに注力。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師。一般社団法人日本CFO協会主任研究委員、一般社団法人日本CHRO協会主任研究委員。南山大学経営学部(国際経営プログラム)卒業、英国国立ウェールズ大学大学院修士課程修了(MBA)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mika Otomo

0
最終授業を前に読了!※授業開始時に購入していたのだが。 ただ、一気読みをして、2年間を走馬灯のように振り返れたので、今のタイミングでよかったようだ。 2年前には知らなかったことが、今は、あ、これ授業で聞いた!という感覚になれた。2022/01/22

mobiile

0
WBS昆さん2020/11/14

ひろふみ

0
DuPontを例に引くパートはさすがに面白い(全体の1/3程度)。あとタイトルが格闘技ぽくて郷愁を覚えるなあ、って今もやってるか。2022/10/08

susunu1

0
日本の企業はエンティティベースで企業体を組み上げている。親会社、地域統括、国内外子会社など。それに対し、コーポレート機能はファンクションベースで横串をさし、一つの会社とみなしてデザインすべし、というのがワールドクラスの組織設計の要諦である。具体的には財務、人事、法務などの人員は、CXOの戦略を胸に抱き、各法人を出先機関として配される。その場でポリシーやルールをローカルに浸透させ、オペレーションを実行する。ローカルでの目の前のボスへ配慮もしつつ、ビジネスを実行支援する。これがコーポレートの重要任務なのだ。2022/06/11

蓮花

0
ワールドクラスの経営。日本企業経営陣への警鐘を意味している。心憎いほどに豊富な脚注に支えられながら、CFO、中期計画、社外取締役、海外に買収した企業のマネジメントと、理想と現実の乖離を突きつけられる。読者の働く企業がワールドクラスたり得ているか?2020/11/17

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