内容説明
だから、私は「星乃珈琲店」を立ち上げた。創業から35年目にして初めて対前年比100%を切った。翌月には85.5%まで落ち込んだ。―私は逆転の発想、新たな可能性に思い当たった。準備されたシナリオどおりに事を進めたのではなく、どのように風を読んできたか、いかに市場に聞きながら、微調整をしてきたかの物語。
目次
第1章 コーヒー・ファーストという逆転の発想から星乃珈琲店は生まれた
第2章 不採算店からの業態変更からスタート―2号店で早くも生まれた目玉商品
第3章 メイン業態の五右衛門からの業態変更―その存在はグループ全体に影響し始めた
第4章 どんな立地にも対応できる業態へ―マスコミも大いに注目し始めた
第5章 さらにさまざまな場所への出店―サロンや五右衛門との一体館など多彩な提案
第6章 さまざまな立地での勝ちパターンが見えてきた―そして、100店舗目を達成
著者等紹介
大林豁史[オオバヤシヒロフミ]
1969年、東京大学経済学部卒。日興證券を経て、73年、日本レストランシステムの前身であるショウサンレストラン企画株式会社を設立。2007年10月、ドトールコーヒーと経営統合し設立した、ドトール・日レスホールディングスの会長に就任。現在は、日本レストランシステム株式会社代表取締役会長であり、株式会社ドトール・日レスホールディングス取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おいしゃん
33
んー、ちょっとイメージと違った。誕生までの試行錯誤までは面白かったのだが、100店達成まで1店1店の開店を、日記のように記されても、特別このチェーンに思い入れのない人間にとっては退屈でしかない。2018/12/14
fseigojp
22
2011年の創業? あのドトールの新分野 恥ずかしながら7年目にスフレパンケーキをいただきました。 いやあ、うまかった。2017/03/14
うるの
6
星乃珈琲のことを知りたかったので読んでみました。が、ブランドことや珈琲のことはあまり触れられておらず、経営の話がメイン。まぁこれはこれで面白かったですが。常に時流を読み、変化を求められることが顕著な分野は大変だなぁ。2019/06/18
mujimaru51
1
本書は昭和型の純喫茶ブランドに対して現代の外食産業の社長が仕掛けた21世紀型のブランド戦略方法論を紹介しています。混迷する喫茶カフェ市場に颯爽と現れた星乃珈琲店の誕生と成長の物語の中で、組織のTOPが何を考え出店攻勢を掛けているのかを知るには良い本だと思います。注目するべきは飲食店での立地条件に対する考え方で、飲食業態、ブランド、立地それぞれを結びつけるものは何かを知るきっかけに成るかも知れません。2015/10/10
蒼一朗
1
★★★☆ドトール日レスホールディングス会長の大林氏の著書。星乃珈琲店の誕生から現在に至るまでの失敗やその時の乗り越え方、それらを支える信念が垣間見えた一冊。利益を追求し続けた結果こうなったという印象も受けたけど、結局、顧客満足を高めるためのいろいろな工夫があってこその現在の顧客満足度なので、これまではほとんど使ってなかったけど、ちょっと行ってみようかなと思ってしまった。2015/08/04