内容説明
日本発・世界有数のグローバル企業の一風変わった企業文化の秘密とは?危機を乗り越えて強くなる異色のマネジメント物語。
目次
第1章 私たちの会社ができるまで―文化を見出し、確定させる(スティーブ、ジェニー、エバ、名前の由来;トレンドマイクロの創業 ほか)
第2章 停滞との果てしない戦い―文化を耕し豊かにする(やるべきことは「優雅な退場」;父の遺言「自分に時間をあげなさい」 ほか)
第3章 ある日、最大のトラブルがやってきた―危機を乗り越えるための文化(妹がボスになる;プンタ・カーナでの社内バカンス ほか)
第4章 面白い仕事をつくるために―文化は戦略実行の鍵である(CCOに就任;文豪のお世話をする ほか)
著者等紹介
ジェニーチャン[ジェニーチャン]
陳怡蓁。トレンドマイクロのCCO(最高文化責任者)。1956年台湾生まれ。台湾大学中文科卒業。1989年スティーブ・チャンとともにトレンドマイクロを設立。同社の発展、戦略、マネジメントに直接携わってきた。トレンド教育基金会の理事長兼CEO、華人心理治療研究発展基金会の理事長などを兼務している
中川友[ナカガワトモ]
(有)筆桃代表。東京外国語大学中国語学科卒。東京都市大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蓮華
23
トレンドマイクロの創業者である夫が妹にその座をバトンタッチした時の出来事を中心に書かれている。 とても素敵な会社であり、とても魅力的な創業者とスタッフ達が凄く羨ましく思った。 従業員を大切にし、重大なミスが起きても責任は代表者のみで、当事者を守る姿に心打たれた。 お手本にしたい会社です。2018/04/03
tkokon
3
【ビジョンと文化】課題図書○フィッシュボウル・ディスカッションは是非ともやってみたい。文化が戦略実行のカギであるというのは本当にその通り。○文化は、企業内にとどまらない。どのような組織であるかということを企業外の活動にもつなげるのがCCOの役割。●創業者の講義を聴く機会があったが、ビジョン・メンタルモデル・システム・パターン・出来事の演習は目から鱗。メンタルモデルは変えられない、一人ずつのものを理解し、ビジョンに導くと。2020/08/14
ミッキー
3
組織運営のコツを安易に求めていたが、自発的、一体感のある組織を作るのに王道はないことを改めて実感。日本語タイトルが絶妙。スイッチは自分にしかオンに出来ない。人としての在り方としても勉強になりました。2014/12/25
はんぺん
1
トレンドマイクロの社員を大切にする経営に共感。多くの日本企業も、持っていた文化だと思うのだけれど・・・。2016/02/06
呑司 ゛クリケット“苅岡
0
企業で用意すべきモノは給料を貰えるだけの売り上げがあり、適量の仕事が毎日あり、ここに勤めていることで企業文化が身に付いたり、理解出来ることだと思っていた。何故か3番目の企業文化は疎かにされている企業が多く、希望を持てずに退職してしまう人も多い。同様にこ創業者である著者も悩み、そして何を覚悟して来たかを述べている本。とても参考になる。先ずはフィシュボウルディスカッションの導入を試したいと思う。2024/03/05