出版社内容情報
昭和の大数寄者北村謹次郎氏が蒐集した茶道具や、名石を配した数寄屋建築で知られる京都・北村美術館の魅力が堪能できる一冊。
京都鴨川畔にある北村美術館は、茶の湯に親しむ人々にとって、一度は訪れたい場所です。昭和の大数寄者・北村謹次郎氏が蒐集した茶道具はもとより、名石・石仏を配する数寄屋建築・四君子苑。これらが一体となった当美術館は、現館長・木下收氏に引き継がれ、薫り高い茶の湯世界を私たちに見せてくれます。この度、十二ヶ月折々の茶道具を現館長の含蓄あるエッセイとともに紹介。あわせて春秋の取り合わせ、名高い茶道具の鑑賞、四君子苑の名石案内などを収録、北村美術館の魅力を堪能できる内容です。
【著者紹介】
北村美術館館長
内容説明
京都・鴨川畔にある北村美術館は、茶の湯に親しむ人々が一度は訪れたい場所。創立者北村謹次郎が蒐集した名品茶道具の数々はもとより、折々の茶趣、風雅をたっぷりの写真とエッセイで紹介。
目次
四季の茶道具(睦月―寿ぎの茶器;如月―寒中の茶;弥生―春を待つころ ほか)
北村美術館の道具組(炉開きのころ―濃茶 於珍散蓮;水無月のころ―薄茶 於看大)
茶道具随想(墨蹟鑑定に長けた江月禅師;金森宗和が指導した仁清茶碗;組むまでが楽しみの茶篭 ほか)
四君子苑の石
北村美術館と私
著者等紹介
木下收[キノシタオサム]
1938年、京都市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。北村文華財団常務理事、光悦会理事などを務める。北村謹次郎の後をうけ、北村美術館館長として各地での懸釜、講演なども精力的に行い、茶道の普及に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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