出版社内容情報
国立大学と私立大学のはざまで公立大学はその存在もふくめて微妙な位置に立たされていた。地方都市に公立大学を作るのが抑制された時期もあり、存在価値を失っていったのだが1990年代以降次々と新設の地方公立大学が開校していった。一体なぜ?そして人口が減少する将来、公立大学はどう生き延びていけばいいのか明らかにする。
目次
第1章 公立大学とは
第2章 公立大学の歴史
第3章 データが示す公立大学の実像
第4章 公立大学の学生像
第5章 国策に翻弄された公立大学
第6章 公立大学と地方自治体の確執
終章 公立大学の行く末
著者等紹介
田村秀[タムラシゲル]
1962年10月2日生まれ、北海道・苫小牧市出身。東京大学工学部都市工学科卒業後旧自治省(現在の総務省)に入り、その後、岐阜県、国土庁、香川県、三重県で勤務したのち、2001年から新潟大学で教鞭を執り、2005年国際基督教大学博士(学術)、2013年に新潟大学法学部長。2018年より長野県立大学教授。専門は行政学、地方自治、公共政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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