サブカルチャーを消費する―20世紀日本における漫画・アニメの歴史社会学

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サブカルチャーを消費する―20世紀日本における漫画・アニメの歴史社会学

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  • サイズ 46判/ページ数 614p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784472406010
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0032

出版社内容情報

20世紀、年少者たちは様々な方法で「家族」のなかに囲い込まれ、「消費社会」から遠ざけられていった。彼・彼女らは、漫画・アニメを大量に消費することで、大人たちを批判し、家族へ反抗した。「消費社会」を超える夢や妄想を受け止め、越えていくまったく新しいサブカルチャーの姿が見えてくる。

内容説明

「サブカルチャー」という巨大な欲望から20世紀の消費社会を描き出す。20世紀、年少者たちは様々な方法で『家族』のなかに囲い込まれ、『消費社会』から遠ざけられていった。彼・彼女らは、漫画・アニメを大量に消費することで、大人たちを批判し、家族へ反抗した。『消費社会』を超える夢や妄想を受け止め、越えていくまったく新しいサブカルチャーの姿が見えてくる。

目次

序章 なぜ漫画やアニメが分析されるのか(言説としての漫画・アニメ;方法論としての漫画・アニメ ほか)
第1章 映画を消費する―「サブカルチャー」の形成とミッキーマウスの誘惑(「共通の場」としての活動写真・映画;映画を遠ざける ほか)
第2章 戦争を消費する―年少者の消費と戦記漫画の変容(叢生する漫画、追放される漫画;戦記漫画の興隆 ほか)
第3章 性差を消費する―バレエ漫画の展開と「戦後家族」の結託(漫画のジェンダー化;戦後と家族の物語 ほか)
第4章 都市を消費する、年少者を消費する―20世紀のサブカルチャーの終焉と対抗的消費(年少者が消費する;コミックマーケットの膨張 ほか)

著者等紹介

貞包英之[サダカネヒデユキ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、現在、立教大学社会学部現代文化学科教授。専門は社会学、消費社会論、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei-zu

18
本書は4つの章で構成される。「戦前の子供向け映画」「少年向けの戦記まんが」「少女向けのバレエまんが」「秋葉原を含めた都市の構築」。 これらを通して論じられるのは、我が国のおける「家族」の構造変化だ。個々の章における言及も詳しく、子どもへの小遣いの発祥など他では読んだことがなかった。 なかなか読みごたえがあり通読に時間を要したが、ご興味ある方は是非手に取られてみてください。2022/03/04

ぷほは

6
むちゃくちゃ面白かった今年暫定ベスト。消費社会の深淵を辿るために「年少者」という分類を据え、活動写真館からの締め出しやこづかいの定額化、戦記ものとバレエ漫画に見られるジェンダー分化からコミケ・アキバにおける集積まで、いかに漫画とアニメが年少者(それは時に美少女でもあり、ときにオタクでもある)たちにとっての対抗贈与(ボードリヤール)であったかが周到に辿られていく。「流行の社会学」講義前に読んどきたかった!秋学期の前のいい宿題をもらった気分。スマホの漫画アプリやネトフリ動画に関しても通用する論点が多数ある。2022/08/08

ポルポ・ウィズ・バナナ

1
1948神戸で誕生した貸本屋ろまん文庫。1950年大阪→東京に進出したネオ書房2022/03/04

むみ

0
卒論用飛ばし読み 2023/09/27

よっちん

0
研究室2022/02/15

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