内容説明
ともに美術作品を深く愛し、同志として交わしたことばの数々―。一人の日本人美術史家と、その恩師であるイタリア・ルネサンス絵画のカリスマ的鑑定家の、英文の往復書簡114通を翻訳。
目次
第1章 一九二三(大正一二)年‐一九二五(大正一四)年―書簡一~一三
第2章 一九二七(昭和二)年‐一九二八(昭和三)年―書簡一四~一七
第3章 一九三三(昭和八)年‐一九四二(昭和一七)年―書簡一八~三五
第4章 一九四八(昭和二三)年‐一九五一(昭和二六)年―書簡三六~五〇
第5章 一九五二(昭和二七)年‐一九五三(昭和二八)年―書簡五一~六七
第6章 一九五四(昭和二九)年‐一九五五(昭和三〇)年―書簡六八~八七
第7章 一九五六(昭和三一)年―書簡八八~九六
第8章 一九五七(昭和三二)年‐一九五九(昭和三四)年―書簡九七~一一四
論考(矢代幸雄と美術研究所―バーナード・ベレンソンの美術研究方法を日本に紹介する志の実現(山梨絵美子)
日本人批評家、ボッティチェッリを語る―矢代幸雄のモノグラフ(一九二五年)における断片化と普遍性(ジョナサン・K・ネルソン))
著者等紹介
矢代幸雄[ヤシロユキオ]
1890‐1975。横浜生まれ。美術史家・美術評論家。東京美術学校(現東京藝術大学)の西洋美術史担当教授を務めたほか、帝国美術院附属美術研究所(現東京文化財研究所)の設立など、日本の美術行政にも携わる
ベレンソン,バーナード[ベレンソン,バーナード] [Berenson,Bernard]
1865‐1959。リトアニア生まれ。ユダヤ系アメリカ人で、イタリア・ルネサンス絵画の鑑定家・世界的権威。当時の作者同定を多くくつがえした。フィレンツェに居を定め、1890年代から在野の美術研究者として論文や著作を出版
山梨絵美子[ヤマナシエミコ]
東京文化財研究所副所長。専門は日本近代美術史
越川倫明[コシカワミチアキ]
東京藝術大学美術学部教授。専門はイタリア・ルネサンス美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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