絵本を深く読む

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784472405167
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0090

目次

第1章 成長を占う旅―少年の場合(森へいく少年、その基本;森へいく少年、その完成形;森のさらにその先へいく少年;心の奥の森へいく少年)
第2章 成長を占う旅―女の子の場合(女の子はおつかいにいく;小さい母になる女の子たち)
第3章 ポストモダン絵本に登場する見えない友だち(見えない友だち―ジョン・バーニンガムの場合;見えない友だち―アンソニー・ブラウンの場合)
第4章 小さい友だち―ビアトリクス・ポター論(ビアトリクス・ポター その「観察眼」と「頭痛」;『ピーターラビット』の特異な魅力;絵本作家から農場主へ)
第5章 絵本サロン(絵本サロンを開きます(シャーリー・ヒューズ;マリー・ホール・エッツの描いた、男の子の冒険と女の子の冒険;「育てる者」と「育てられる者」の葛藤『まどのそとのそのまたむこう』に描かれた命の神秘;進化する赤ずきんたち))

著者等紹介

灰島かり[ハイジマカリ]
本名:鈴木貴志子。1950年6月2日生まれ。2016年6月14日逝去。享年66。東京純心大学客員教授、元白百合女子大学・日本女子大学講師。国際基督教大学卒業。資生堂『花椿』編集部、コピーライターを経て、1994年、イギリス・ローハンプトン大学大学院に留学して児童文学を専攻。子どもの本の翻訳、研究、創作と幅広い仕事をおこなったと同時に、後進の指導にも力を注いだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

17
児童文学に精通している灰島かりさんだからでしょうか。 慣れ親しんでいるはずの絵本たちの奥底を探検できて、絵本の味わいがさらに深まりました。 子どもの成長に視点をあてた分析、登場キャラクターに視点をあてた分析、バーニンガムやセンダック、アンソニー・ブラウンなど個性的な作家の深読みも目から鱗でした。 赤ずきんの項も楽しかったです。 灰島さんが亡くなられてからの出版だというところが悲しいですが、手元においておきたい一冊です。2018/02/23

おはなし会 芽ぶっく 

13
殆どが読んだ本でしたが、1冊としてこのような読み方や考え方をしたことがありませんでした。、『絵本の文法』ページの進行する方向がポジティブの方向、といったことや、原書と翻訳のちがい、絵本の歴史から、『ピーターラビット』を例えたり…と。残念ながら灰島かりさんの遺作だそうですが、改めて自分が読んだ本たちと照らし合わせたいと思います。2019/09/21

pegochan

10
絵本は大好きで読メには読んだ本としてあげることはないがよく読んでいる。でも深く読んだことはなかった、と今この本を読んで思う。絵に込められた作者の想いとか、絵本をめくる進行方向と登場人物(動物)の向きの約束事とか気にしたこともなく、単純に楽しんでいただけのように思う。もちろんそれでかまわないとは今でも思うがこんな風に深く読んでみるのも面白い。絵本好きの方に是非一度読んでみてほしい一冊である。2019/05/16

ぱせり

7
気ままに読んできた絵本だけれど、時に、こういう深い読み解きに触れると、はっとする。好きな絵本がいっそう愛しくなったり、思いもしなかった読み方を教えられ、つくづくと見直したりしている。著者は「その後を自由な読み解きのまなざしを持って、追いかけ続けることを、わたしの終わらない旅の楽しみとしたい」と結んでいる。今は、遥かな場所で旅を続けておいでだろうか。 2018/06/17

鳩羽

7
著者が『日本児童文学』などに載せた絵本の読み方についての評論をまとめたもの。男の子女の子のそれぞれの成長を予見した絵本の話や、ポストモダンのメッセージ性が分かりにくい絵本、ビアトリクス・ポター論など、絵本が、絵とテキストとそれを読んで聞かせる大人と子供の関係とが密接に結びついた表現作品であることを思い起こさせる。話の進行方向や色調、表情などから、言葉になっていないものを読み取るのはおそらく子供の方が長けているだろう。絵の深い読み解きをすることで、その絵本の普遍的な人気が分かることもある。2018/02/05

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