ペスタロッチー・フレーベルと日本の近代教育

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784472403972
  • NDC分類 371.234
  • Cコード C1037

内容説明

明治の草創期に、学校教育に欧米式の方法が導入されて以来、子どもたちの直観や自発性を重視したペスタロッチーとフレーベルの教育思想は、戦後にいたるまで日本の教育に強い影響力を与え続けてきた。二人の教育思想はどのように受容され、実践されてきたのだろうか。その理想に共鳴した教育者・教育学者の足跡からたどる。

目次

ペスタロッチーとフレーベル―生涯・業績・影響
1 日本の近代教育とペスタロッチー思想の受容
2 幼児教育の成立とフレーベル思想の受容
3 ペスタロッチー・フレーベル研究の展開
4 戦前の教育運動とペスタロッチー
5 日本のペスタロッチー

著者等紹介

浜田栄夫[ハマダヒデオ]
山陽学園大学教授。1944年生まれ。広島大学教育学部教育学科卒業。広島大学大学院教育学研究科博士課程中退。1983‐84年、フンボルト財団の招聘によりボン大学客員研究員。日本ペスタロッチー、フレーベル学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Roadblue

7
テレビドラマ「二月の勝者」で塾講師黒木先生が密かに塾に通えない子供や大人たち向けに無料塾を運営しているところで貧民のため社会で働く教育を身につける教育を実践したペスタロッチを連想した。実際にはローレン・アイズリーだったのだが。またペスタロッチの影響を強く受けたフレーベル。二人の教育方法は、草創期の日本の学校教育を支える教育法として取り入れられた。その後日本の名だたる教育者へも影響を及ぼしている。実際に日本の教育現場で実践された期間はそれほど長くないようだが、日本の教育方法のOSとして息づいているようだ。2022/01/09

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