脳科学と哲学の出会い―脳・生命・心

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784472403538
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C3047

出版社内容情報

心や意識の解明がもたらす新しい展開や世界観・人間観の変革の要点を明らかにする。脳科学の重要問題の核心に迫った討論も掲載。

内容説明

「脳」を探求する脳科学と「意識」や「心」を問う哲学の対話。脳科学の発達は人間と社会のあり方をどう変えるのか。

目次

第1部 脳科学による高次認知機能の解明―思考・推論・言語(推論と前頭前野―情報創成の神経メカニズム;思考とアクションを支える神経細胞活動;人ははぜ言語を持つのか―言語学習における推論を可能にする認知基礎;チンパンジーにおけるシンボルの獲得)
第2部 新たな認知観を求めて―知覚・クオリア・オートポイエーシス(知覚と行為―現象学と脳科学;クオリアと世界の非概念的把握:ヴァレラの反表主義的認知観)
第3部 脳科学の意義と限界―科学史・哲学・教育学の視点から(脳科学と社会―脳科学の現状と未来;現代の「脳神話」への哲学的批判―「意志の自由」は幻想か;〈可塑性〉の教育額的意義)
第4部 人間観と生命観の再考―人間・生命・宗教(マックス・シェーラーの「哲学的人間学」再考―「人間中心主義」をめぐる問題;宗教の生命研究に対する寄与;修道女の祖母マクリナの死―キリスト教の生命観の一断面)
第5部 脳科学と哲学の対話(心は脳科学によって解明されるのか―脳と心・意識・クオリア;脳科学によって人間の社会はどのように変わるのか―神経倫理・自由意志・「心の操作」)

著者等紹介

中山剛史[ナカヤマツヨシ]
1963年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得退学。玉川大学文学部専任講師を経て、同学部准教授

坂上雅道[サカガミマサミチ]
1960年、福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(医学)。東京大学文学部助手、順天堂大学医学部講師、玉川大学学術研究所助教授を経て、玉川大学脳科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

戸塚こだま

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ゲートウェイとして有用。特に対談部分は心脳についての考えを整理し始めるために刺激的。2009/12/11

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