水の環境史―南カリフォルニアの二〇世紀

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  • サイズ A5判/ページ数 297p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784472402869
  • NDC分類 517.253
  • Cコード C3051

内容説明

本書は、近代的な水利事業の先進国であるアメリカ合衆国を例に取り、特に南カリフォルニアにその典型をみる。水利開発という公共事業がいかなる歴史的文脈から生まれ、展開し、厳しい批判を浴びて再評価されるに至ったか、時系列的に詳しく分析する。

目次

序章 水のアメリカ史
第1章 新しい公共哲学の台頭―一八五〇~一九一〇年代
第2章 繁栄と資源開発―一九二〇年代
第3章 大恐慌と戦争と水利事業―一九三〇~四〇年代
第4章 水の生産から消費へ―一九五〇年代
第5章 大きな政府の役割―一九六〇年代
第6章 環境時代の到来―一九七〇年代
第7章 利水治水からの脱却―一九八〇年代
第8章 保水親水への転換―一九九〇年代
終章 効率と公正と生態系

著者等紹介

小塩和人[オシオカズト]
1958年東京都生まれ。1982年筑波大学人文学類卒業。1992年カリフォルニア大学大学院歴史学研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、日本女子大学文学部助教授、カリフォルニア大学客員研究員。専門は公共政策史、地域研究
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