文明論の現在

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784472302756
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

地球的規模の激変のなかで、世界がこれから進む方角は、まだ定かには見えてこない。しかし、一つだけ確かだと思うことがある。それは世界各地の宗教や民族や部族や文化や文明や、あるいはそのなかに属する集団や個人が、それぞれの仕方で、これまでよりもさらに自分自身であろうとしていることである。―保守派の論客が、文明論的状況から、アメリカとは何か、激動するアジア、ナショナリズムについて、あるいは太平洋文明論など縦横に論じ、存亡の危機に立つ日本の進むべき路を考える。

目次

霧に閉ざされた世界(日本、依然として顔の見えない巨人;激変の歴史はまだ始まったばかり ほか)
日本、存亡の時(ロンドンの一夜;日本の孤独 ほか)
動き始めたアジア(動き始めたアジア;二十一世紀のアジアと日本 ほか)
文明論の現在(文明という新たな戦場;「儒教・イスラム・コネクション」と日本 ほか)

著者等紹介

入江隆則[イリエタカノリ]
昭和10年横浜生れ。京都大学文学部卒。東京都立大学人文学部大学院修了。明治大学商学部専任講師、同助教授、ロンドン大学アジア・アフリカ学部(SOAS)客員研究員、オーストラリア・ナショナル大学(ANU)太平洋アジア研究所客員研究員、モナシュ大学日本研究センター客員研究員などを経て、現在明治大学商学部教授。日本文化会議企画委員、科学技術庁専門委員、政策研究フォーラム評議員、時局心話会顧問、日本会議代表委員などを歴任。著書に『幻想のかなたに』(新潮社・第四回亀井勝一郎賞)など
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