出版社内容情報
人は料理をする動物である。食べることは文化である。食文化を調査するフィールドワーカーたちが、「食」から人間とは何かを問う。人は料理をする動物である。食べることは文化である。食材は何か、いかなる調理法か、食べ方の作法は……? 生活に密着しすぎている「食」を対象化し、食べることを起点に、人間とは何かという問いにこたえる。人間活動のさまざまな局面に関係する食文化を調査するフィールドワーカーたちが、食から展開するテーマを考察する。
【?部 対談】
料理と共食、食卓というフィールドで(石毛直道・赤坂憲雄)
【?部】
食のフィールドワークとその記録術(森枝卓士)
食の生産と消費をめぐるフィールドワーク(原田信男)
【?部】
海の幸を利用するサルたち(辻 大和)
韓国の高齢者の食(守屋亜記子)
「ヨーグルト大国」ブルガリアをフィールドワークする(マリア・ヨトヴァ)
生活文化としての食、言語からみる食(阿良田麻里子)
インカの末裔たちは何を食べているのか(山本紀夫)
あとがき(赤坂憲雄)
石毛 直道[イシゲ ナオミチ]
編集
赤坂 憲雄[アカサカ ノリオ]
編集
内容説明
食の基本は共に食べること、共食である。この共食が人と人とを繋いでくれる。
目次
1部 対談・料理と共食、食卓というフィールドで
2部(食のフィールドワークとその記録術;食の生産と消費をめぐるフィールドワーク)
3部(海の幸を利用するサルたち;韓国の高齢者の食;「ヨーグルト大国」ブルガリアをフィールドワークする;生活文化としての食、言語からみる食;インカの末裔たちは何を食べているのか)
著者等紹介
石毛直道[イシゲナオミチ]
民族学者。京都大学で考古学を専攻する学生であったが、探検部員として1960年にトンガ王国、1963‐64年にはニューギニア中央高地のフィールドワークに従事するうちに、民族学の研究者になった。民族学のさまざまな分野での論考を発表
赤坂憲雄[アカサカノリオ]
フィールドワーカー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
noko