出版社内容情報
深海のロマンを追求する。深海生物、レアアースなど、さまざまな調査の実態や、それらを支援する技術を、最前線の研究者が報告。
深海には、ロマンに満ちた世界が存在する――。世界有数の海洋大国である日本。深海への潜水調査は、地球内部の動きをとらえ、生物の進化を解明し、新たな資源への希望を見いだす。海流、深海生物、レアアースなど、多岐に渡る調査の実際と、調査を支える機械と技術について、フィールド科学の現場に立つ研究者が報告する。
【?T部 対談】
白山義久・赤坂憲雄「深海の星空の可能性」
【?U部】
深海生物研究のフィールドワーク(藤倉克則)
海の水の流れの計測(柳哲雄)
【?V部】
インド洋の深海に海底温泉を求めて(蒲生俊敬)
ニホンウナギの大回遊を追いかける(青山潤)
南鳥島周辺のレアアース泥を調査する(木川栄一)
マントル到達に挑む(阿部なつ江・末廣潔)
観測を支援する技術(蓮本浩志)
あとがき(赤坂憲雄)
【著者紹介】
白山 義久
JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)理事
内容説明
海は依然として、わたしたちには神秘に満ちた世界であり続けている。
目次
1部(深海の星空の可能性)
2部(深海の生物研究のフィールドワーク;海の水の流れの計測)
3部(インド洋の深海に海底温泉を求めて;ニホンウナギの大回遊を追いかける;南鳥島周辺のレアアース泥を調査する;マントル到達に挑む;観測を支援する技術)