出版社内容情報
明治から昭和を生きた柳宗悦は、朝鮮で美しい壺に出会うことで、暮らしの中の工芸品に価値を見出し、その美しさを世に伝えました。美を見ぬく目をもっていた柳は、美を追究する宗教哲学者でもありました。本書では、美しいものとの出会いを重ねながら美と芸術の分野で新しい世界を切り開いた生涯を、宗悦自身が語ります。
内容説明
柳宗悦は、常識にとらわれず美しいものを見ぬく目をもっていました。ふつうの人びとの生活道具に宿る美しさを世に知らせるために民芸運動を展開し、美と芸術の分野で新しい世界をきりひらきました。本書では、「美とは何か」を問いつづけたその生涯を、宗悦自らが語ります。
目次
1 芸術にあこがれる心 0歳~24歳
2 朝鮮を想う 25歳~32歳
3 「民芸」の誕生 33歳~38歳
4 民芸運動の使命 39歳~47歳
5 いまもつづく手仕事 48歳~55歳
6 きよらかな白蓮華 56歳~72歳