内容説明
古今東西の物語に出会えるふしぎな空間。ようこそ、国際子ども図書館へ。案内役は、本の妖精がつとめます。
著者等紹介
福本友美子[フクモトユミコ]
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部図書館・情報学科卒業。調布市立図書館に勤務の後、児童図書の研究・翻訳に専念する
たしろちさと[タシロチサト]
東京都生まれ。大学で経済学を学んだ後、4年間の会社勤めを経て絵本の制作を始める。『みんなの家』(「おおきなポケット」2001年9月号 福音館書店)がデビュー作。『ぼくうまれるよ』(アリス館)が第21回ブラティスラヴァ世界絵本原画展に入選。『5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん』(ほるぷ出版)で第16回日本絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
293
福本友美子・作、たしろちさと・絵。福本氏は図書館員を務めた後、児童書の翻訳・研究に携わる。絵のたしろ氏も会社勤めを辞めた後、絵本製作に転じた人。さて、本書のお話だが、妖精こそ登場するものの、実態は国際子ども図書館の紹介といったところ。図書館に興味があれば、とってもよくわかるし、それなりに楽しめるだろう。絵はノスタルジックな香りがするひと昔前の水彩画といった趣き。これも基本的にはリアリズムが基調だ。2024/02/17
はる
74
国際こども図書館の魅力をファンタジックに紹介する絵本。たしろちさとさんの絵が素敵。小さなおじいさんの妖精が可愛らしい。本棚に並ぶタイトルもきちんと書いてあるのが嬉しい。岩波少年文庫は色で分かる笑。いいな。行ってみたい。2020/04/02
とよぽん
54
本の世界の魅力を語ってくれるファンタジー。国際子ども図書館は3年ぐらい前に行ったことがある。絵を見て懐かしく感じた。こんな素敵な時空を、これからも大切に維持活用していってほしい。福本友美子さんは図書館の仕事を長年していらして、それから翻訳の仕事もなさるようになった。ちょうど1年前、富山市で講演をされたのを聴いて、福本さんのファンになった。2022/10/29
ぶんこ
52
4年前に行ってますが「おす登あく」「本のエレベーター」「エディキュール」は気づきませんでした。直ぐにでも見に行きたいところですが、コロナはいつ終息するのでしょう。「夢見る帝国図書館」を読んだばかりで、帝国図書館の建物が子ども図書館になったのは知っていたのですが、子ども図書館が2000年設立には驚き!もっと前からあったと思っていました。英国の聖職者イングラムさんの蔵書が、何故英国の大学から日本の子ども図書館にくることになったのか?知りたいです。直ぐにでも知りたい、見たいのに行けないのが残念。面白かったです。2020/04/08
クリママ
49
お母さんと行った上野の国際子ども図書館での不思議な出来事。中島京子「夢見る帝国図書館」で読み、ネットでも調べた。実際の図書館の中はこんなふうなのだろうか。行きたいな。子供のころ大好きだった本に会いたいな。2020/08/07