出版社内容情報
「メンデルの法則」で名高い遺伝学の父。研究を修道士として続けた理由、科学界の時代状況などを、その人間的な魅力と合わせ紹介。
現代に続く遺伝学の基礎をつくったメンデルは、有名なエンドウマメの実験を8年にわたって根気強く修道院で続け、「メンデルの法則」を発見した。なぜ大学や研究所ではなく修道院だったのか、その発見が長く見過ごされた当時の自然科学の状況はどうだったかを、周囲の人々に慕われた彼の人間性、その生涯と重ね合わせて紹介。
はじめに(新美景子)
1 序章
2 ヨハン、グレゴールという修道名をさずかる
3 ブルノの修道院で
4 ウィーン大学での日々
5 メンデルよりまえの時代の植物交雑と細胞説
6 メンデルの実験
7 修道院長としてのメンデル
8 メンデルよりあとの時代の植物交雑と細胞説
メンデル略年表
索引
【著者紹介】
ウィルマ・ジョージ
オックスフォード大学のレディ・マーガレット・ホールとサマービル・カレッジで特別研究員および講師をつとめる。大学では動物学・遺伝学・科学史の講義を受けもつ。著書に『Elementary Genetics(遺伝学入門)』『動物地理学』『Biologist Philosopher(生命の哲学者)』『動物と地図』がある。夫は小説家のジョージ・クローザー。
内容説明
メンデルは、まだ「遺伝子」や「DNA」というものがほとんど知られていない時代に、だれも明らかにすることができなかった「遺伝の法則」を発見しました。学問を続けるために修道士の道を選んだメンデル。時代に先がけた科学者の生涯をたどってみましょう。
目次
1 序章
2 ヨハン、グレゴールという修道名をさずかる
3 ブルノの修道院で
4 ウィーン大学での日々
5 メンデルよりまえの時代の植物交雑と細胞説
6 メンデルの実験
7 修道院長としてのメンデル
8 メンデルよりあとの時代の植物交雑と細胞説
著者等紹介
ジョージ,ウィルマ[ジョージ,ウィルマ] [George,Wilma]
オックスフォード大学のレディー・マーガレット・ホールとサマービル・カレッジで特別研究員および講師をつとめる。大学では動物学・遺伝学・科学史の講義を受けもつ
新美景子[ニイミケイコ]
東京都生まれ。おもに児童向けノンフィクションの翻訳・執筆にたずさわる。科学読物研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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海星梨