出版社内容情報
哲学者・矢内原伊作と思想、文学、人生を語り尽くす対話「生と死」のほか、表題作「現代人の可能性」など全8編。日本人の可能性を考える「対談・座談集」第七巻。全巻完結。
対話・生と死(矢内原伊作)
平和革命とインテリゲンチャ(荒正人・加藤周一・佐々木基一・花田清輝・埴谷雄高・日高六郎)
現代人の可能性(開高健・河上徹太郎・篠田一士・進藤純孝・村松剛・佐伯彰一)
性は有罪か――チャタレイ裁判とサド裁判の意味(伊藤整・大岡昇平・奥野健男・渋沢龍彦・白井健三郎・中島健蔵・埴谷雄高)
日本人の価値観について(泉靖一・土居健郎・西義之)
日本人にとって天皇とは何か(司馬遼太郎・林健太郎・山崎正和)
自衛権・憲法・天皇制(香山健一・志水速雄・武藤光朗)
日本民族国家の形成と天皇御存在の意義(村松剛・戸田義雄)
目次
1 対話・生と死(思想論;文学論;人生論)
2(平和革命とインテリゲンチャ(荒正人;加藤周一;佐々木基一;花田清輝;埴谷雄高;日高六郎)
現代人の可能性(開高健;河上徹太郎;篠田一士;進藤純孝;村松剛;佐伯彰一)
性は有罪か(伊藤整;大岡昇平;奥野健男;渋沢龍彦;白井健三郎;中島健蔵;埴谷雄高)
日本人の価値観について(泉靖一;土居健郎;西義之) ほか)
著者等紹介
福田恆存[フクダツネアリ]
大正元(1912)年、東京生れ。東京帝国大学英文科卒。評論・劇作・飜訳など多岐に亙る仕事の他、現代演劇協會を設立し劇団「雲」を主宰、演出家としても活躍した。国語問題や進歩的文化人批判においては保守派の中核として活動。昭和31(1956)年、「ハムレット」の飜訳・演出で芸術選奨文部大臣賞、昭和28年、戯曲「龍を撫でた男」で第4回、昭和36年「私の国語教室」等の評論で第12回、昭和43年にはシェイクスピア全集の飜訳で第19回と、三度読売文学賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金北山の麓に生まれ育って