内容説明
国語の先生も頭を抱える文法の?に答えます。
目次
1章 完了の助動詞「り」の接続は?―助動詞に関するQA(助動詞「ず」の未然形「ず」は存在するか?;完了の助動詞「り」の接続は? ほか)
2章 係助詞「曾」の読み方は「ソ」か「ゾ」か?―助詞に関するQA(「こそ」は題目提示の助詞か?;「なむ」は既知を表す助詞か? ほか)
3章 「おはす」はサ変動詞か?―用言・副詞・接辞に関するQA(シク活用形容詞の終止形語尾はないのか?;「タケイ(猛)」という形容詞のない理由は? ほか)
4章 文と文章の区別は?―文の構成・文の成分に関するQA(文と文章の区別は?;文とは何か? ほか)
5章 「修行者会ひたり」の語法は?―文法・敬語と解釈に関するQA(「行ふ尼なりけり」の解釈は?;「修行者会ひたり」の語法は? ほか)
著者等紹介
北原保雄[キタハラヤスオ]
1936年、新潟県柏崎市生まれ。1966年、東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授(前筑波大学長)。独立行政法人日本学生支援機構理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masasamm
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2年ぶりに再読した。今、文法をもう一度一から学びなおしている。するとこの本で説明していることが、以前より理解できるようになった。それでもまだよくわからないことがあり、文法の奥深さに怖くなっているところでもある。繰り返し振り返りたい本である。2021/08/16
masasamm
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日本語の特に古典文法についての質問に答える形のエッセイ風文法解説書である。勉強になる。ただし説明がよくわからないものもあり、何がポイントなのかが不明な記述もある。もちろんそれは私自身の勉強不足が原因なのかもしれないが、しかし説明不足の部分もあるように思われる。焦点がさだまらないような説明になっている個所もあるのである。2019/05/17