目次
第1部 露子の精神史をたどる(石上露子をどう引き継ぐか―評価の変遷と課題;露子の詩歌の到達点「小板橋」;文学少女・露子;文学少女から文学者へ―『婦女新聞』への投稿;苦悩のはじまりと社会的視点の獲得;思想の深化;露子の恋愛観・結婚観;啓蒙家・露子;結婚後の露子;『冬柏』への投稿―作歌活動再開;六〇代から晩年へ)
第2部 露子の美文文体について(女性表現としての露子の美文;露子の文体前史;美文家露子の「女装文体」;美文の陰に隠された思想)
第3部 「宵暗」「王女ふおるちゆにあ」の作者についての疑義(露子作とされてきた「宵暗」;「宵暗」全文;「宵暗」の真の作者)
著者等紹介
楫野政子[カジノマサコ]
1948年神戸市生まれ。1970年神戸大学文学部国文学科卒業。神戸市内の高等学校などで勤務した後、2004年大阪大学大学院文学研究科前期課程修了(日本学)。「石上露子を語る会」代表、「管野須賀子研究会」会員、「女性史総合研究会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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