内容説明
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第7巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yunemo
317
酒も食事も人情も恋愛もと、またまた禁煙、介護、ネットと、いろんな要素がこれでもかと詰まっての第7作。若干のマンネリ化、言い換えれば安定化した素直な展開に気持ちが和みます。今作の一品「飛露喜」、口に含んで爽やかさ、飲み込んでの米の味わい、まさに表現通り。しめ鯖で一杯、喉が鳴ります。でも酒の呑み方って一通りじゃないんですよね。時と場合、そして人によって違います、正しいとか正しくないとかじゃなくて。よくわかるんですが、隣の方に饅頭で日本酒を飲まれると、ちょっと避けたいかな。新しい一酒一品の組合せが実に楽しみで。2017/04/02
山本真一郎
207
読了。シリーズはもう7冊目。前巻のレビューで鬱展開になって欲しくないなあ、等と書いていたものの、ここへきて美音と要の関係にも不穏な気配がしてきたと思ったら、正にタイトル通りの危機一髪。何とか乗り越えたと思いたいけど次巻以降どうなるやら。今更だけど矢張り飲食店経営というのは大変の一語に尽きる。自分にはとても務まらないだろう。そんな中でも相変わらず出て来る料理と酒は垂涎もの。じゃがいものスコッチエッグは食べてみたい。挽肉と玉葱のストックの話も感心。大好きな宮城の日本酒「伯楽星」が出て来たのも嬉しかったりして。2017/03/30
ナイスネイチャ
203
図書館本。飲食店を営む時の問題となる禁煙、賞味期限切れなどが今回のテーマ。要とは王道の金持ち家族の嫌がらせに耐える美音によりいっそう絆が深まる二人。暫くこんなのがこれからも続きそうです。2017/05/30
とし
200
居酒屋ぼったくり7巻。美音さんただただ凄いですね~ぼったくりの常連さんも素敵ですね、要さんとは・・・どんな結末なのか楽しみですね。「伯楽星 純米吟醸 おりがらみ生酒」飲んでみたいです。2017/08/12
シーナ@食べ物漫画好き
188
7冊目 煙草問題、ちなみに僕も図書館本で読了。鯖も煮卸しや霙煮や揚げ卸しなどの献立名を当てる場合もあるが、オランダ煮だと日本料理かじってる感があるよなぁ。沖縄料理の油味噌しか知らなかった、ホルモンうどん美味いよねぇ泡盛の定義。あるあるシチュー問題、鶏にチーズを巻き込んでシチューにするとか贅沢、シチューを御飯にかける問題に加えてシチューはオカズでなく汁物って持論が良いね。そして鰻蒲焼きが火種となりぼったくり炎上‼ 美音も相手側からしたら悪女とも取れる存在。2017/11/09