内容説明
朗読する視点から読み解くとこんなに面白い。一文一文丁寧に読み解くことによって現われる今までにない豊穣な世界。宮澤賢治のまったく新しい読み方。
目次
第1章 「春と修羅」―宮澤賢治に特有な“視点”と“心象”
第2章 『やまなし』―鮮烈でユニークな“視点の転換”
第3章 『おきなぐさ』―薫り立つイメージの造形と転換
第4章 『注文の多い料理店』―二重構造的な場面イメージの造形と転換
第5章 『セロ弾きのゴーシュ』―宮澤賢治における演奏上達論と芸術観
著者等紹介
東百道[ヒガシモモジ]
1946年千葉県市川市に生まれる。1970年代、認識論、表現論、言語論、文学論、技術上達論などの独学を始める。1980年代、朗読の実技、理論、指導法の研究を始める。2003年千葉県と東京都で朗読の指導を始める。2008年朗読・講演の会を始める。以後毎年開催。「東百道の朗読館」6月。「東百道・講演と朗読の会」12月(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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