内容説明
本書は、中国経済・金融の全体像といったマクロの観点から中国におけるポストコロナの新情勢、香港の経済情勢、税制と再編・撤退、デジタル人民元、中国REITs、中国ビジネスのExit戦略としての再編・撤退といったホットトピックの実務的な論点といったミクロの観点まで幅広くカバーし、中国資本市場の最前線をウォッチするEYの知識や経験を結集して中国経済・金融の現状を詳細なデータに基づき、客観的な視点で伝え、深い洞察を加えている。これにより、読者の方々のビジネス展開や研究の一助となることを目的としている。
目次
第1章 グレーター・チャイナの経済・金融の現状と展望(中国のマクロ経済概況;中国の金融資本市場の現状と展望;人民元国際化とデジタル人民元 ほか)
第2章 中国金融業における規制当局の改革・再編(規制当局の枠組みの変遷;金融資本市場の規制環境の方向性;金融資本市場の外資系金融機関への改革開放最新状況 ほか)
第3章 グレーター・チャイナにおける金融資本市場の進出・事業展開・撤退の実務(株式市場とIPO;海外投資家の中国株式、債券への投資;資産証券化(ABS)と中国版REITs ほか)
付録
著者等紹介
江海峰[コウカイホウ]
EYグレーター・チャイナ金融サービス担当パートナー。日系ビジネス(金融)担当リーダー。日系大手電機メーカーでの勤務を経て、EYに入社後、東京及び上海にて約16年間にわたり数多くの中資系・日系・外資系の金融機関に対して専門サービスを提供。そして、中国の金融業界の改革と開放プロセスを研究して、外部専門家として積極的に政策提言を行ってきた。上海大学経済管理学院卒業後、日本に留学し、京都大学経済研究科を経て、大阪大学大学院国際公共政策修士。公認会計士(中国(香港)、米国)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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