内容説明
1987年2月23日、天の川銀河系の外から、秘宝をたずさえた10億のそのまた10億倍ものおびただしい数の使者の一団が地球を駆け抜けた。そして、そのうちのわずかが我々の岩惑星にとどまったが、残りの大集団はそのままなにもなかったかのように直進し、宇宙空間への旅を続けた。その使者とはニュートリノであった。物理学の中でも活気に満ちた分野であるニュートリノ物理で見る宇宙の姿と最新物理学の入門書。
目次
第1章 はじめに
第2章 ニュートリノ仮説
第3章 ニュートリノの正体?
第4章 ニュートリノは何種類?
第5章 素粒子を覗く
第6章 太陽を覗く
第7章 宇宙を覗く
第8章 ニュートリノ月面観測基地
著者等紹介
鈴木厚人[スズキアツト]
1946年生。高エネルギー加速器研究機構長、東北大学名誉教授。専門:素粒子物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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