出版社内容情報
【解説】
新印象派やフォービズムなどさまざまな絵画運動との関わり,2度の大きな戦争など激動する時代背景の中でもまったく変わらない一貫した創作態度が感動的に描かれている。
目次
第1章 絵画修業
第2章 野獣(フォーヴ)の誕生
第3章 彫刻と陶器
第4章 アトリエの風景
第5章 「新しい光」を求めて
第6章 辛苦の道の果てに
資料篇 (マティス自身によるマティス;マティス訪問;アトリエ兼アパートで;理論家としてのマティス;マティスと若い世代)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jun Shino
2
フォービズムの旗手のようにも言われるが、生涯を追うと、それも実験的なトライかと思う。ピカソとも交流を深めていて影響が見られ、対象の造形そのものをシンプル化している作品も多い。 マティスの色の使い方は赤、オレンジ、黄色などが調和を保ちパワーとチャーミングさがある。この本はカラーでたくさんの作品が掲載され求めていたものを感じることができて満足感が高かった。やっぱり色味豊かな、描いた対象も分かりやすいのがいいかな。「マニラのショール」「モロッコ風の衝立の前の娘たち」なども鮮やかで、白も目立ってとてもいい。2019/02/13
takakomama
1
「ジヴェルニーの食卓」を読んで、手に取りました。切り絵をしている写真なども載ってました。いろいろな友人との出会いや旅行で、画風がどんどん変わっていく。モネやルノワールにも会っていたり、こんな絵画も描いていたんだ・・・とびっくり。2015/08/22
TAKAO
0
モローとの関係が今までの印象と少し違った。2016/02/09
ステパン
0
作風、変わりすぎ。2013/04/24
うま
0
県立図書館蔵書。良かった。2023/06/18