古市古墳群をあるく―巨大古墳・全案内

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  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422201573
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

出版社内容情報

古市古墳群は全国屈指の巨大古墳密集地。誉田山古墳(応神天皇陵古墳)をはじめ現存するすべての古墳を探訪した案内書。

世界遺産登録を目指す古市(ふるいち)古墳群は、全国屈指の巨大古墳密集地として知られる。国内第2位の規模を誇る誉田山古墳(応神天皇陵古墳)をはじめ、前方後円墳、方墳、円墳などさまざまな形で集積する河内の古墳群はどう成立してきたのか――。その歴史的変遷から現状までを、最新の考古学的知見とともに探訪し、多数の図版・写真を交え、現存するすべての古墳へ案内する。好評『百舌鳥古墳群をあるく』に続く第2弾。

はじめに

◆序章 古市古墳群がつくられるまで
1 古市古墳群とは
2 大和から河内へ
◆第1章 古市古墳群をあるく
1 国府台地の主要古墳をめぐる
2 誉田山古墳とその周辺
3 墓山古墳から岡ミサンザイ古墳へ
4 高屋築山古墳から野中ボケ山古墳へ
5 津堂城山古墳から黒姫山古墳へ
◆第2章 南河内の前期古墳
1 石川流域の前期古墳
2 玉手山古墳群
3 松岳山古墳群
4 玉手山古墳群・松岳山古墳群と大和王権
◆第3章 河内平野の開発と渡来人
1 古市古墳群周辺の遺跡
2 河内湖沿岸の遺跡
3 倭国の中心は河内平野
◆第4章 巨大古墳と陪塚
1 古市古墳群の陪塚
2 百舌鳥古墳群の陪塚
3 陪塚の成り立ちと変遷
4 陪塚は従者の墓か
◆第5章 陵墓公開運動と古市古墳群
1 陵墓古墳
2 陵墓限定公開がはじまる
3 陵墓古墳への立ち入りを要望
4 陵墓古墳の呼称をめぐって
5 残された課題
◆終章 河内飛鳥を守った人々
1 二つの飛鳥
2 河内飛鳥は遺跡の宝庫
3 葉室一須賀古墳群
4 巨大開発に揺れる王陵の谷
5 立ち上がった住民と研究者
6 ゴルフ場建設が浮上、住民訴訟へ
7 山田高塚古墳にて

あとがき
参考文献
図版出典一覧
索引

【著者紹介】
1947年大阪府泉南市生まれ。法政大学文学部史学科卒業。泉大津市教育委員会参事・文化財係長を歴任後、現在、文化財保存全国協議会常任委員、摂河泉地域資源研究所理事、日本考古学協会会員。著書『百舌鳥古墳群をあるく』『古市古墳群をあるく』(創元社)、共著書『河内飛鳥を訪ねてみよう』(松籟社)、『新版遺跡保存の辞典』(平凡社)など。

内容説明

全国屈指の巨大古墳密集地をすみずみまで探訪。国内第2位の規模を誇る誉田山古墳(応神天皇陵古墳)をはじめ、現存するすべての古墳を案内する。

目次

序章 古市古墳群がつくられるまで
第1章 古市古墳群をあるく
第2章 南河内の前期古墳
第3章 河内平野の開発と渡来人
第4章 巨大古墳と陪塚
第5章 陵墓公開運動と古市古墳群
終章 河内飛鳥を守った人々

著者等紹介

久世仁士[クゼヒトシ]
1947年大阪府泉南市生まれ。法政大学文学部史学科卒業。泉大津市教育委員会参事・文化財係長を歴任後、現在、文化財保存全国協議会常任委員、摂河泉地域資源研究所理事、日本考古学協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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わ!

2
趣味で歴史の会に属している。そこでは年に二回、郊外をみんなで歩き、街の歴史に触れるイベントを開催している。私は素人ながら、そこでの解説役を担っており、そのためにこの様な本を読んでいる。つまり会の次の企画として、古市古墳群を歩いて周ろうとしているのだ。この本でよく分かるのは、古墳という文化財と人間との共存の難しさである。とにかく古墳という文化財は、場所を取る(当たり前だが…)、しかし人間はすぐその土地を、別の施設などに有効利用しようとしてしまうわけである。こうして既に数百基の古墳が失われているそうだ。2021/10/27

ミネチュ

0
大阪府羽曳野市~藤井寺市辺りには巨大古墳がたくさん密集していて、古市古墳群と言われています。 この本では、その古市古墳群に存在する古墳の案内をメインにして、古墳やこの地域の歴についての解説が書かれています。 しかし古墳の案内ってよほど古墳に興味のある人か地元の人じゃないとかなり読むの厳しいと思います。古墳の名前とか、いついつの発掘でどんなものが出てきたとかが延々と書かれているので。2016/02/21

リトル★ダック

0
「世界遺産 百舌鳥・古市古墳群をあるく: ビジュアルMAP全案内」を読んで、近いうちに古市古墳群にも行きたいと思い、買いました。まだ、流し読みでさっと目を通した程度ですが、実際に行ったら、再読するつもりです。 2023/01/03

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