出版社内容情報
心の内に「あの人」が「いる/いない」ことは、人に大きな影響を与える。「孤独」「さびしさ」から心理療法のプロセスを読み解く。
目次
不在のあらわれ
理論篇 こころの現象とこころの機能(母子関係にみる不在;セラピストのこころの機能;セラピストの不在が及ぼす影響)
実践篇 往還するものと二重性なるもの(不在の対象からの攻撃をめぐって;孤独感の再演としてのかなしみ;セラピストの内的な不在)
不在の彼方にあらわれるもの
著者等紹介
日下紀子[クサカノリコ]
1990年、奈良女子大学大学院文学研究科教育方法学専攻修士課程修了。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(臨床実践指導学講座)単位取得退学。博士(教育学)。臨床心理士。日本精神分析学会認定心理療法士スーパーバイザー。医療法人大峯会心理室室長を経て、関西心理センター・谷町こどもセンター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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