出版社内容情報
IASB元理事が膨大な資料から基準設定に至る背景をクロノロジカルに詳解する。IFRSを理解するための実務家・研究者必携書。
内容説明
現在のIFRSがどのような議論の積み重ねの上に存在しているのか?どのような問題に対応するために基準は作成されたのか?『基本事項の決定・従業員給付』編。前IASB理事が基準設定に至る背景を膨大な資料からクロノロジカルに整理。
目次
第1部 IFRSの基本事項の決定(第1部で取り扱う事項;IFRS財団の主要組織;IFRSの採択及びIAS第39号適用指針の扱い;国際財務報告基準に関する趣意書の改訂;年次改善プロセス)
第2部 IAS第19号―従業員給付(IAS第19号改訂の概要;資産の上限に関する改訂(2002年5月)
数理計算上の差異、グループ制度及び開示に関連する改訂(2004年12月)
確定給付制度などに関連する改訂(2011年6月)
解雇給付に関連する改訂(2011年6月)
資産の上限と最低積立要求との関係に関連する解釈指針(IFRIC第14号)(2009年11月))
著者等紹介
山田辰己[ヤマダタツミ]
1976年慶應義塾大学商学部卒業。公認会計士。住友商事(株)、中央青山監査法人、国際会計基準審議会(IASB)理事を経て、2011年9月よりあずさ監査法人理事パートナー。本書との関係では、1995年から2001年まで国際会計基準委員会(IASC)日本代表を務め、2001年から2011年までIASB理事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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