出版社内容情報
横山 和成[ヨコヤマ カズナリ]
監修
目次
第1章 土壌微生物とは何か?
第2章 土壌微生物の種類
第3章 自然界における土壌微生物の役割
第4章 有機物を必要とする土壌微生物
第5章 有機物を必要としない土壌微生物
第6章 根の周囲に生息する土壌微生物
第7章 根に寄生する土壌微生物
第8章 土の性質と土壌微生物
第9章 土を肥沃化する土壌動物
第10章 農耕地における土壌微生物
第11章 土壌微生物活用の最前線
著者等紹介
横山和成[ヨコヤマカズナリ]
尚美学園大学尚美総合芸術センター副センター長。農学博士。1959年和歌山県生まれ。北海道大学大学院農学研究科修了(農学博士)後、米国コーネル大学農学・生命科学部およびボイストンプソン植物科学研究所客員研究員、北海道農業研究センター畑作研究部生産技術研究チーム長や(独)農研機構中央農業総合研究センター生産支援システム研究チーム長、情報利用研究領域上席研究員等を経て現職。「NPO法人生活者のための食の安心協議会」の代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そり
18
月の表面に土はあっても土壌はない。土壌ができる過程。それはまず、岩石の亀裂に水が溜まり、苔が侵入し、表面が土に変わり微生物が増殖する。そうして、植物生育に適した土壌に変化していく。▼微生物は目に見えない。土壌の深く、下へいくほど小型のものが住み、そこは僅かな隙間の水を貯めた空間である。増殖する細菌やカビを食べて過ごす。光のない不思議な生活。▼微生物は植物と共生している。根は数㎜しかリンを吸収できない。しかし、菌根菌が菌糸を伸ばすことで、数十倍も離れたところから獲得できる。見えないけど助けられていたのだ。↓2018/01/22
ジュリ
4
土壌微生物といっても細菌、カビ、藻類などいろいろいる。植物の成長を助けてくれていて、自然の力ってすごいと思った。2018/03/06
ckagami
3
土壌にいる細菌や菌類、小動物の解説や、物質の循環が起きるしくみ、菌根菌のしくみ、連作障害が起きる理由など、農業や環境問題に多くの示唆がある本。2020/01/14
kamekichi29
2
土壌微生物と農業に関わる影響など基本的な説明を図解で。 見開きで片側ページに文章、反対側に図や写真での解説があって読み進めやすかったです。2022/07/21
クロモジ
1
図解があって解りやすかった。ちょうどよい説明量だったと思う。2016/01/23
-
- 和書
- ある男 朝日文庫