学校臨床に役立つ精神分析

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学校臨床に役立つ精神分析

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  • サイズ A5判/ページ数 226,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784414416114
  • NDC分類 371.4
  • Cコード C3011

出版社内容情報

学校現場を読み解き児童生徒を見守り理解するうえで精神分析の考え方がどのように活かされ役立つかを豊富な実践例を通して紹介する

学校とは本来、子どもが人生において重要な人間関係を持ち、その後の人生を左右するような情緒的経験をする場である。教育が、子どもの知識面や表面的な適応だけでなく、真の心の成長を育む必要があるとされるなら、それこそ、精神分析が目指しているものと深く共鳴すると言えよう。教育と精神分析はどちらも心の成長を育むことを主眼とした実践である点で密接に関わっているのだ。
本書はそうした学校現場において、精神分析の概念や理論が学校を読み解き児童生徒を理解するうえで、どのように活かされ役立つかを、豊富な実践例を通して紹介する。それは教育の新たな可能性を見せてくれるとともに、精神分析の新たな可能性をも示している。

はじめに――教育と精神分析の可能性に向けて

第1章 学校現場で役に立つ精神分析                             
  第1節 実践方法としての精神分析――内省と観察、そして熟考し話し合うこと
  第2節 精神分析の理論

第2章 学校現場における心理職の専門性――学校現場と精神分析の邂逅            
  第1節 学校現場におけるスクールカウンセラーの位置づけと専門性 
  第2節 スクールカウンセリング活動に係る法律とその周辺を概観する 
  第3節 精神分析的観点に基づく授業参観をスクールカウンセリング活動の中心に置く 
  第4節 学校現場と精神分析の邂逅 

第3章 特別支援教育の基礎知識                              
  第1節 特殊教育から特別支援教育へのパラダイム・シフト 
  第2節 特別支援教育の展開 
  第3節 今後の展開――共生社会に向けた「インクルーシブ教育システムの構築」へ 
  
第4章 スクールカウンセリングに精神分析的観点を利用する                 
  第1節 タビストック方式乳幼児観察 
  第2節 乳幼児観察の視点を持って授業参観することの実際 
  
第5章 教室にいる発達障害のある子どもと教員を支援する                  
  第1節 「発達障害」の示唆している問題 
  第2節 学校コンサルテーションに精神分析的な理解を持ち込むことの意義 
  
第6章 中学校における精神分析的志向性を持つカウンセリングの意義――精神分析的あり方をめぐって            
  第1節 面談事例と考察 
  第2節 なぜ学校で精神分析なのか 
  第3節 意義について 

第7章 高校生の分離を巡る葛藤と家庭環境――高校生の発達課題を踏まえて         
  第1節 高校とスクールカウンセラー 
  第2節 事 例 

第8章 高校の統廃合という現代的事象とそこで惹起されるもの――活性化される対象関係   
  第1節 吸収される側――「閉校」をイメージさせる高校 
  第2章 吸収する側――傷ついた新しいものを受け入れる高校 

第9章 高校における「いじめ」と関わる――変わらないメカニズムと新しいツール      
  第1節 関わる大人の心 
  第2節 生徒同士のいじめ問題 

第10章 教職員チームへの支援――ワークディスカッションという方法           
  第1節 教職員チームへの支援に立ちはだかる集団心性 
  第2節 ワークディスカッションの方法論 
  
第11章 学校現場に精神分析的観点を育む――スクールカウンセラーの訓練と教員養成への提言 
  第1節 ワークディスカッションという方法論 
  第2節 なぜ心理臨床家の訓練のためにワークディスカッションを用いるのか 
  第3節 教員養成課程での「観察と洞察」の訓練 

あとがき 

人名索引/事項索引 巻末

【執筆者】
平井 正三【はじめに、第1章】
上田 順一【第2章、第4章、第11章、あとがき】
植木田 潤【第3章、第5章】
ガヴィニオ 重利子【第6章】
人見 健太郎【第7章、第8章、第9章】
鈴木 誠【第10章】

【著者紹介】
御池心理臨床センター、NPO法人子どもの心理療法支援会理事長、臨床心理士

内容説明

学校現場において、精神分析の概念や理論が学校を読み解き児童生徒を理解するうえで、どのように活かされ役立つかを、豊富な実践例を通して紹介。教育の新たな可能性を見せてくれるとともに、精神分析の新たな可能性をも示している。

目次

学校現場で役に立つ精神分析
学校現場における心理職の専門性―学校現場と精神分析の邂逅
特別支援教育の基礎知識
スクールカウンセリングに精神分析的観点を利用する
教室にいる発達障害のある子どもと教員を支援する
中学校における精神分析的志向性を持つカウンセリングの意義―精神分析的あり方をめぐって
高校生の分離を巡る葛藤と家庭環境―高校生の発達課題を踏まえて
高校の統廃合という現代的事象とそこで惹起されるもの―活性化される対象関係
高校における「いじめ」と関わる―変わらないメカニズムと新しいツール
教職員チームへの支援―ワークディスカッションという方法
学校現場に精神分析的観点を育む―スクールカウンセラーの訓練と教員養成への提言

著者等紹介

平井正三[ヒライショウゾウ]
御池心理療法センター/NPO法人子どもの心理療法支援会理事長/大阪経済大学客員教授。タビストッククリニック児童青年心理療法コース修了、臨床心理士、日本精神分析学会認定心理療法士・スーパーバイザー。京都大学大学院教育学研究科博士課程研究指導認定退学(教育学博士)

上田順一[ウエダジュンイチ]
横浜市教育委員会人権教育・児童生徒課学校カウンセラー/大倉山子ども心理相談室/横浜国立大学教育人間科学部非常勤講師。臨床心理士、日本精神分析学会認定心理療法士。慶應義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻卒業・慶應義塾大学大学院前期博士課程心理学専攻修了。神奈川県いじめ防止対策調査会委員および副会長(神奈川県教育委員会)、平塚市いじめ問題調査会委員および副会長(平塚市教育委員会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。