目次
第1部 発達の理解(挑戦;発達をとらえる視点;研究の始まり;追跡調査の方略)
第2部 発達と適応(乳児期における適応;トドラー期における適応―補助つきの自己調整;幼児期における適応―一貫したパーソナリティの出現;児童期における適応―コンピテンスの時期;青年期における適応―つながりとともにある自律性;成人期への移行)
第3部 発達と精神病理(発達のプロセス;行動と情動の阻害状態;臨床的示唆;この先の課題)
著者等紹介
スルーフ,L.アラン[スルーフ,L.アラン] [Sroufe,L.Alan]
ミネソタ大学の児童発達研究所におけるウィリアム・ハリス名を冠された児童心理学の教授であり、精神医学科の非常勤での教授である。児童発達研究協会(SRCD)のメンバーであり、3つの学会誌での編集理事を担っている。アタッチメント関係や情動発達、発達精神病理学において国際的な専門家。与えられた褒賞のなかには、ライデン大学からの名誉博士号、アタッチメント研究に対する貢献としてボウルビー・エインズワース賞、発達心理学に対する際立った科学的貢献としてG・スタンレー・ホール賞、アメリカ心理学会の第7部会からエレノア・マッコビー図書賞、ミネソタ大学教育学部からの優秀教員としての表彰が含まれている
イーグランド,バイロン[イーグランド,バイロン] [Egeland,Byron]
ミネソタ大学でイルバイン・B・ハリス名を冠された児童心理学の教授であり、イルバイン・B・ハリス乳児とトドラーの発達トレーニングセンターを運営する共同所長でもある。アメリカ心理学会、アメリカ心理協会、アメリカ応用・予防心理学会のメンバーである。児童虐待防止アメリカなどを含む多くの国レベルの団体の理事をしている。アメリカのボーイスカウト活動における諮問委員会の理事でもある
カールソン,エリザベス・A.[カールソン,エリザベスA.] [Carlson,Elizabeth A.]
ミネソタ大学の児童発達研究所において研究員と講師を兼ねている。情動や行動の問題に対する発達早期の影響、経験の内面化、表象と経験の相互の影響といった領域において多くの研究を報告している。乳児のアタッチメント測定において、国際的に著名である
コリンズ,W.アンドリュー[コリンズ,W.アンドリュー] [Collins,W.Andrew]
ミネソタ大学児童発達研究所における、モーズ同窓会による優れた教授賞を受賞した教授である。マスメディアの影響プロセス、青年期における養育者と青年との関係性とその影響、青年や若者の仲間や恋愛関係について、広範囲にわたった研究成果を発表している。アメリカ心理学会とアメリカ心理協会の両方のメンバーであり、現在、NICHDが主催している早期保育と子どもの発達に関する研究の諮問委員会の委員長に就いている
数井みゆき[カズイミユキ]
1991年メリーランド大学大学院応用発達心理学専攻修了。現在、茨城大学教育学部教授、Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。