満洲からシベリア抑留へ―女性たちの日ソ戦争

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満洲からシベリア抑留へ―女性たちの日ソ戦争

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409520864
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C1021

出版社内容情報

植民地支配のつけを払わされた女たち



逃避行、自決、飢え、ソ連兵による強姦、子殺し、抑留…。敗戦により追われた女たちはどのような運命をたどったのか?精力的な調査、聞き取りと資料により明らかにされた女性のシベリア抑留研究に先鞭をつけた著者による研究。



○目次

第一章 女性抑留者研究のこれまで

第二章 シベリア抑留のプレヒストリー――日露・日ソ関係略史

第三章 満洲の女性たち――なぜ満洲へ行ったのか

第四章 女性たちの日ソ戦争――典型例としての佳木斯第一陸軍病院女性部隊

第五章 女性たちの敗戦

第六章 女性のシベリア抑留――なぜ起こったのか

第七章 女性のシベリア抑留の実態――その全体像

第八章 初期の抑留

第九章 看護労働目的の移動――死者増大への対応

第一〇章 特別病院への移動

第一一章 その他の移動

内容説明

逃避行、自決、飢え、ソ連兵による強姦、子殺し、抑留…。敗戦により追われた女たちはどのような運命をたどったのか?精力的な調査、聞き取りと資料により明らかにされた女性のシベリア抑留研究に先鞭をつけた著者による研究。

目次

女性抑留者研究のこれまで
シベリア抑留のプレヒストリー―日露・日ソ関係略史
満洲の女性たち―なぜ満洲へ行ったのか
女性たちの日ソ戦争―典型例としての佳木斯第一陸軍病院女性部隊
女性たちの敗戦
女性のシベリア抑留―なぜ起こったのか
女性のシベリア抑留の実態―その全体像
初期の抑留
看護労働目的の移動―死者増大への対応
特別病院への移動
その他の移動

著者等紹介

生田美智子[イクタミチコ]
1946年生まれ。大阪大学名誉教授。「ハルビン・ウラジオストクを語る会」代表。専門は日露日ソ交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

11
知られざる女性抑留者がメインだが、それにとどまらない多層的なテーマを取り上げている。満洲における女性史(つきつめれば、当時なぜ満洲にあれだけ多くの日本人がいたのか?という話にもなる)、戦争の中の女性、あるいは大日本帝国におけるジェンダーのあり方。抑留に限らず、これまで多くの歴史が男性視点でのみ語られてきたのだと改めて思い知らされる。非常に奥行きのある一冊。2024/03/30

ソバージュ

7
図書館本。シベリア抑留者は三重苦(飢え、酷寒、重労働)が常に語られているが、女性抑留者に焦点を当て、女性目線からの多様な体験、主に陸軍病院の女性部隊を中心に、膨大の資料・文献や証言で纏められている。 抑留された年の冬で8割の抑留者が死亡される中、生きて祖国に帰り敗戦体験を語り継ぐ、そのために何としても帰国すると決意され生きぬかれたそうだが、女性は引き揚げ後の苦しみ悲しみの方が強く、抑留の辛い想い出がないと語る方やあの頃は明るく過ごしたと語る方がいらしたり。男女の抑留の受け止め方の違いが印象的であった。2023/05/05

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