津島佑子コレクション<br> 悲しみについて―津島佑子コレクション

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津島佑子コレクション
悲しみについて―津島佑子コレクション

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409150290
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1985年の春、その人は息子を失った。そして絶望の果てに、この「連作」を紡ぎはじめた。いまこそ聞き届けられるべき、不滅の物語1985年の春、その人は息子を失った。そして絶望の果てに、夢と記憶のあわいから、この「連作」を紡ぎはじめた。彼女は何を信じ、何に抗いつづけているのか。いまこそ聞き届けられるべき、不滅の物語。

夢の記録
泣き声
ジャッカ・ドフニ―夏の家
春夜
夢の体
悲しみについて
真昼へ

人の声、母の歌 石原燃

津島佑子[ツシマユウコ]
津島佑子(つしま・ゆうこ) 1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒業。78年「寵児」で第17回女流文学賞、83年「黙市」で第10回川端康成文学賞、87年『夜の光に追われて』で第38回読売文学賞、98年『火の山―山猿記』で第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞、2005年『ナラ・レポート』で第55回芸術選奨文部科学大臣賞、第15回紫式部文学賞、12年『黄金の夢の歌』で第53回毎日芸術賞を受賞。2016年2月18日、逝去。

内容説明

1985年の春、その人は息子を失った。そして絶望の果てに、夢と記憶のあわいから、この「連作」を紡ぎはじめた。彼女は何を信じ、何に抗いつづけているのか。聞き届けられるべき、不滅の物語。

著者等紹介

津島佑子[ツシマユウコ]
1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒業。76年『葎の母』で第一六回田村俊子賞、77年『草の臥所』で第五回泉鏡花文学賞、78年『寵児』で第一七回女流文学賞、79年『光の領分』で第一回野間文芸新人賞、83年「黙市」で第一〇回川端康成文学賞、87年『夜の光に追われて』で第三八回読売文学賞、89年『真昼へ』で第一七回平林たい子文学賞、95年『風よ、空駆ける風よ』で第六回伊藤整文学賞、98年『火の山―山猿記』で第三四回谷崎潤一郎賞及び第五一回野間文芸賞、2002年『笑いオオカミ』で第二八回大佛次郎賞、05年『ナラ・レポート』で第五五回芸術選奨文部科学大臣賞及び第一五回紫式部文学賞、12年『黄金の夢の歌』で第五三回毎日芸術賞を受賞。2016年2月18日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪月花

45
もう二度と会えない我が子の夢を何度も何度も見るということが、なんと悲しく切ないことか。津島佑子さんは8歳の息子を亡くし、ご自分の子ども時代には15歳の兄を亡くし、その前には父である太宰治を亡くしている。このことが津島さんの人生にとてつもない影を落とし、本書では繰り返し故人のいた頃の回顧録と夢が綴られ、途中で回顧録なのか夢なのか読者側も混乱するほど。津島さんの娘である石原燃さんの解説が胸にストンと落ちる→2021/07/11

燃えつきた棒

41
悲しみについて もう本など読めないかも知れないと思っていた。 読みかけの本が40冊、散読あるいは惨読というしかない。 そんな時、クロの失踪がこの本を手に取らせた。 この人の文章には、高橋和巳の文章に感じたのと同じ不思議な親和性を感じる。 津島さんが、デルス・ウザーラのように喪失を抱きしめて生きていたことが全編から伝わってきて、心の底から癒された。2017/10/19

minazuki

17
1986年10月から1988年1月に発表された7編。作家は1985年に8歳の息子を亡くしている。ほとんどそのことについて書かれているのだが、なにを書こうとしているのか、よく読み取ることができなかった。コレクションの刊行を機に津島佑子を読みたいと思っているが、なかなか険しそうである。2018/12/04

かもめ通信

16
『津島佑子コレクション』第1巻。8歳の息子を突然失った実体験を元に紡がれた連作「 夢の記録/ 泣き声/ジャッカ・ドフニ―夏の家/ 春夜/ 夢の体/ 悲しみについて/真昼へ」と津島の娘である劇作家石原燃の「人の声、母の歌」を収録。いやはやとんでもない全集の配本が始まってしまった……というのが率直な感想。今後の配本にも目が離せない。2017/08/10

翡翠

12
重い読書であった。著者の父が太宰治ということも知らずに読み始めた。連作が全てが一つの物語という捉え方しか私にはできない。人を失くすということは、娘を失くしかけた私にしたら、その深淵の際に一瞬立ったにすぎなくても精神を病むものだった。その悲しみや喪失感を抱えながら家事や仕事を死ぬまで繰り返していかなくてはならない残りの日々を思うとやりきれない。時間が経つほどにその不在の穴は大きく深くなるような気がする。この物語は一生昇華できない。いつまでもいつまでも心の奥底に錘として留まり続ける、そんな本になった。2023/01/16

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