内容説明
元マル暴刑事・佐伯涼が環境犯罪に立ち向かう、『潜入捜査』シリーズ第3弾。岐阜山中で野鳥密猟がなされ、背後にいるのは、佐伯の宿敵・坂東連合傘下の艮(うしとら)組であった。組長の鬼門は、暴対法逃れのため代紋を外してはいたが、実態は経済ヤクザに過ぎない。姑息な艮組の凶暴な三人組に対し、さらに研ぎすまされた佐伯の古代拳法が唸る―。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年にデビュー。『東京湾臨海署安積班』シリーズ、『ST警視庁科学特捜班』シリーズが好評。武道小説、伝奇小説なども幅広く手がける。2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
73
潜入捜査シリーズの三作目です。今回は密猟などがからんだ経済やくざの組をつぶす話です。パターンはいつも同じような感じなのですが、悪を叩きのめす、しかも警察権力を行使するではなく、武術をつかっての対応です。この巻で同じ研究所にいる所長や女性の経歴などが明らかにされていきます。ストレス発散になります。2015/06/12
ゆめ
62
潜入捜査第3弾。相変わらずの佐伯。周りを囲む人達が段々と良い味を出し始め そのあたりが楽しめた。ここまで来たらシリーズ最後まで読んでいきます。2018/03/09
chikara
58
久々に手にした潜入捜査シリーズ3作目。 一気に読んでしまいました。 一気に読んだと言う事は面白かったと言う事ですね。 勧善懲悪はスカッとします!2014/05/23
Walhalla
40
潜入捜査シリーズの3作目です。内容はパターン化されつつありますが、まだまだ大きな謎が隠されていそうで予断を許しませんね。内村所長はとぼけたフリして実は・・・という展開が待っているのでしょうか、次作も楽しみです。ただ、ラスボスを倒すときには、今回のようなトラップではなくて得意の拳法でやっつけて欲しいところです。2020/02/13
かいちゃん
38
白石景子、映像化するとしたら誰ができるんだろぅ。本田翼?2020/01/27