内容説明
奪い取られたふるさと。辛さと悲しみ、裁判を闘う怒りに応えるドキュメント。
目次
風下の村 避難解除の動き 住民不在で進められる国の復興再生拠点計画
石に刻まれた「絆」の文字―三瓶章陸さん(66歳)
放射線の可視化―オートラジオグラフ
築150年の家を守った―石井ひろみさん(71歳)
4万羽の鶏を飼う男の父は肺ガンで亡くなった―高橋和重さん(62歳)
松本屋4代目―今野秀則さん(74歳)
「ふるさとを取り戻そう」二人の元町議会議員の呼びかけ―三瓶宝次さん(85歳)と馬場績さん(77歳)
復活した赤宇木の田植踊りと獅子舞
村を測る―記録を残さなかったら、なかったことにされてしまう 今野義人さん(77歳)
長くなるほど大変だ―佐々木保彦さん(74歳)と光恵さん(69歳)
エゴマを町の特産品に―石井絹江さん(69歳)
あの時から時間が止まったままだ―佐々木茂さん(67歳)
小さな地域の裁判だけれど大きな意味があるんだね―関場健治さん(66歳)と和代さん(62歳)
津島原発訴訟原告団事務局長―武藤晴男さん(63歳)
けもの物語―カモシカのつぶやき
著者等紹介
森住卓[モリズミタカシ]
1951年生まれ。フォトジャーナリスト。日本写真家協会(JPS)、日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。1994年より世界の核実験被爆者の取材を開始する。『セミパラチンスク』(1999年、高文研)で日本ジャーナリスト会議特別賞、平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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