内容説明
東日本大震災によって破壊された生業(日々の仕事)と生活を、どのように再建・復興させるのか。見えてきた対抗軸。生活実態から出発すべき。
目次
1 大震災、私の体験から―生活はどうなったか
2 東日本大震災の性格
3 復興構想会議提言をめぐって―被災者と被災地を向いていない奇妙な構想
4 宮城県震災復興計画(第二次案)から見えてくる危うさ
5 現場からの再建・復興へ―せめぎあいの対抗軸
6 この状況下での「社会保障と税の一体改革」
著者等紹介
日野秀逸[ヒノシュウイツ]
1945年宮城県生まれ、日本医療福祉生活協同組合連合会副会長理事、東北大学名誉教授。東北大学医学部卒。大阪大学医学部助手、国立公衆衛生院衛生行政学部衛生行政室長、都立大学教授などを歴任。2010年まで国民医療研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
62
「メメント3.11参加」誰の為の復興なのか?復興政策が進められる中その対応にメスを入れる・・。ある程度の覚悟はしていたのですがやはり私には難解でした。でも分からないなりにも色々と考えさせられるところが多かったです。宮城県震災復興会議のメンバー構成は、一体どこの県を復興させようとしているのかが全く見えてこないし、「平成の大合併」による弊害はやりきれなかったです。ただ残念ながらこの本が出版されたのは2011年。2013年現在ではどうなっているのか気になるところです。難しかったけどいい勉強になりました★★★★2013/03/13