内容説明
戦争は悲惨、でも平和はユートピアか!?小田島シェイクスピアの21世紀的読み方第2弾。
目次
1章 シェイクスピアが描いた戦争と人間(戦争は悲惨である;戦争のヒロイズム、そのパロディー;シェイクスピアの平和観―それはユートピアか? ほか)
2章 台詞の中の戦争・平和学(ああ、女の皮をかぶった虎の心!(ヘンリー六世・第三部)
私にはどんなにしあわせと思えることか、貧しい羊飼いにすぎぬ身の上で暮らすことが!(ヘンリー六世・第三部)
人間は、悪事をおこなうための道具を目にすると、つい悪事をおこないたくなるものだ!(ジョン王) ほか)
3章 戦争体験の原点とシェイクスピア(「五族協和・王道楽土」の中心地で;戦後日本で「戦争」の実相を知る;再び“もしも”の偉大な力)
著者等紹介
小田島雄志[オダシマユウシ]
1930年旧満州・奉天生まれ。東京大学名誉教授、東京芸術劇場名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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