内容説明
日本は津波(TSUNAMI)の国である。2万8千余の命を奪った近代日本8度の大津波は我々に厳しく語り残している。
目次
プロローグ キラー・ウエーブ
第1章 節句の賑わいを直撃した狂瀾怒涛―明治三陸大津波(1896年6月15日)
第2章 海と山から津波攻めの相模湾岸―関東大地震津波(1923年9月1日)
第3章 被災地の息子たちは中国の最前線に―昭和三陸津波(1933年3月3日)
第4章 大戦末期、厳秘にされた被害情況―東南海地震津波(1944年12月7日)
第5章 敗戦後の混乱と激動の最中に―南海地震津波(1946年12月21日)
第6章 地球の裏側から遙々と―昭和のチリ津波(1960年5月23日~24日)
第7章 激浪のなかに消えた学童たち―日本海中部地震津波(1983年5月26日)
第8章 際立った「災害弱者」の犠牲―北海道南西沖地震津波(1993年7月12日)
エピローグ 自分の命は自分で守る―三陸だけが「宿命的津波海岸」ではない
著者等紹介
山下文男[ヤマシタフミオ]
1924年岩手県三陸海岸生まれ。現在、大船渡市綾里地区在住。明治の三陸津波で一族9人が溺死。自らも少年時代に津波や東北大凶作を体験。1986年以降、「歴史地震研究会」会員として著作と津波防災活動に従事。1991年『津波ものがたり』で「日本科学読物賞」「北の児童文学賞」、2000年「日本自然災害学会賞」(功績賞)、2003年「平成15年度防災功労者表彰」(内閣府、防災思想の普及)、2006年「『岩手日報』社文化賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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