内容説明
横浜の老舗商店街・伊勢佐木町にひっそりと事務所を構える私立探偵・桂木圭一。時代遅れなスカジャンを愛用する舎弟・黛真琴を引き連れて、港町で起きる重大(?)事件の調査を生業にしている。ある日、知らぬ間に再婚していた母親の新居を訪ねると、そこは山手の大豪邸。お相手はなんと神奈川県警本部長で、しかもその息子は伊勢佐木署のイケ好かないエリート刑事だった…!やたらと現場で鉢合わせる義兄弟、このビミョーな関係一体どうなる!?
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年、広島県生まれ。岡山大学法学部卒。2002年、『密室の鍵貸します』で長編デビュー。『謎解きはディナーのあとで』が、2011年本屋大賞を受賞しミリオンセラーに。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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旅するランナー
131
私立探偵桂木圭一と舎弟と義弟。横浜を舞台に、軽めでチャラめでお茶目な内容。えぇ~~~ッ、なんだよぉ~~~ッ、べつに、いいじゃんかぁ~~~ッ、試しに読んでみなサイ!2019/09/25
ナイスネイチャ
105
図書館本。帯の通り、エリート刑事とアウトロー私立探偵の義兄弟二人が神奈川の地元での事件を謎といて解決していく短編集。テンポ良く面白可笑しく物語で楽しめました。2019/11/18
ダイ@2019.11.2~一時休止
85
連作短編集。東川さんらしい感じの楽しさでした。舎弟とのコンビもイイですが、義兄弟とのコンビもなかなかイイ!。2019/10/01
さっこ
68
母親の再婚で神奈川県警本部長を義父に、神奈川県警エリート刑事を義弟に持つことになった探偵の桂木圭一。舎弟と義弟の間で右往左往している様だとか面白かったです。ミステリ的には深くはないのでサラッとした感じ。県警本部長はお出ましにならなかったので次作には出てくる感じかな?2020/04/13
Kei
58
探偵と刑事の義兄弟。探偵側の言葉遣いが苦しくて、読みづらかったです。刑事側との対比なんだろうけれど。街の雰囲気はでているけれど、時代錯誤感も。全て含めて著者らしいなんだろうけれど。ミステリーの方は、安定のおもしろさ!です。2019/10/24