内容説明
恋多き大作曲家、さまざまな愛と人生のかたち。
目次
バッハ(1685‐1750)―「伝説」となった良妻賢母 『ゴルトベルク変奏曲』~主題
モーツァルト(1756‐1791)―生涯の「プリマ・ドンナ」 オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』~アリア「岩のように」
ベートーヴェン(1770‐1827)―恋人に捧げた名曲 ピアノ・ソナタ第一四番『月光』~第一楽章より
ウェーバー(1786‐1826)―「恋人」の存在を打ち明けられた時 オペラ『魔弾の射手』序曲より
ロッシーニ(1792‐1868)―「女王」の行く末 オペラ『セビリヤの理髪師』序曲(=「イギリス女王エリザベッタ」序曲)より
シューベルト(1797‐1828)―「一夜の愛」が早めた「死」の面影 歌曲集『冬の旅』~第一曲「おやすみ」
ベルリオーズ(1803‐1869)―「幻想」のゆくえ 『幻想交響曲』~第四楽章「断頭台への行進」
ショパン(1810‐1849)―マヨルカの思い出 『二四の前奏曲集』~第一五番「雨だれ」より
シューマン(1810‐1856)―花かごのなかの贈りもの 歌曲集『ミルテの花』~第三曲「くるみの木」
リスト(1811‐1886)―神はそれを望まなかった 交響詩『レ・プレリュード』より〔ほか〕
著者等紹介
加藤浩子[カトウヒロコ]
東京都出身。慶應義塾大学大学院修了(音楽学専攻)。在学中、オーストリア政府給費留学生としてオーストリア、インスブルック大学に留学。大学講師、音楽物書き。オペラ、とくにモーツァルトとヴェルディのオペラ、そしてバッハをはじめとする古楽をこよなく愛し、執筆活動のほかカルチャーセンターの講座、レクチャーコンサートの講師、音楽ツアーの企画同行も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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