倍音―音・ことば・身体の文化誌

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倍音―音・ことば・身体の文化誌

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  • サイズ B6判/ページ数 250,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393957042
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

出版社内容情報

美空ひばりのカリスマ、小泉純一郎のリーダーシップ。彼らの影響力には「倍音」という、目には見えない音の秘密があった! 風鈴の音を楽しみ、鈴虫の鳴き声を愛でるのは、世界でも日本人だけ。他の国々の人には雑音にしか聞こえていない音をわれわれが感ずることができるのはなぜか。はたまたモンゴルの「ホーミー」やオーストラリアの「ディジヤリドゥ」、インドの「シタール」からブルガリアの「ブルガリアンヴォイス」まで、人々を魅了する不思議な音の謎を解く。脳科学の知見からもさまざまな効果・影響が探られている不思議な音「倍音」のすべてを、世界的な尺八奏者がいま明らかにする。お笑い芸人が売れるための鉄則から、古来より伝わる秘伝の呼吸法「密息」までつなぐ画期的身体文化論。内田樹氏、大絶賛!

内容説明

虚無僧尺八の鬼才が開く革新的音響文化論。

目次

第1章 不思議な現象
第2章 倍音とは何か
第3章 メディアを席巻する倍音
第4章 日本という環境・身体・言語
第5章 日本文化の構造
第6章 超倍音楽器、尺八
第7章 人間にとって音、音楽とは何か
終章 未来の響きに耳を澄ます

著者等紹介

中村明一[ナカムラアキカズ]
作曲家。尺八演奏家。横浜国立大学工学部応用化学科卒(量子化学専攻)。横山勝也師、多数の虚無僧尺八家に師事。米国バークリー音楽大学にて作曲とジャズ理論を学び、最優等賞で卒業。米国ニューイングランド音楽院大学院修士課程作曲科およびサード・ストリーム科で奨学生として学ぶ。虚無僧に伝わる尺八音楽の採集・分析・演奏をライフワークとしつつ、ロック、ジャズ、クラシック、現代音楽、等に幅広く活躍。世界30ヶ国余で公演。世界40局余の放送局に出演。150都市以上で公演。自ら捜しあて極めた日本古来の呼吸法「密息」と、独自に開発した方法による循環呼吸(吹きながら同時に息を吸い、息継ぎなしに吹き続ける技術)を自在に操る。作曲家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Bartleby

14
整数次倍音と非整数次倍音という両輪概念で音楽や声や言葉を論じている。以前から、魅力的な声(歌声)からは倍音が出ていることには感づいていたが、なるほど、非整数次倍音という概念も導入すればかなりわかりやすい。かすれた声がなぜ魅力的なのかも説明しやすい。日本はこう、とあまり決めつけたくはないが、例えば日本に導入された琵琶はわざと雑音が出るように細工されているように、たしかに非整数次倍音に多少敏感な文化なのかもしれない。とはいえキリスト教会の音響空間など、文化問わず倍音を宗教的に活用してきた形跡は多々ありそうだ。2023/05/07

デビっちん

14
再読。前回の自分の感想、なかなか良いことを書いているじゃまいか!同じ意見でありながら、ある人は好ましく受け取られ、ある人は煙たがられるのは、その人の人柄だけでなく「倍音」の性質にもよるものとだとわかりました。今まで気づきませんでしたが、プロの歌手は2つの倍音を上手にコントロールしている視点は今後音楽を聞く際の1つの楽しみになりました♪と同時に、やっぱりライブだないと大切な周波数が受け取れないことも再認識できました。人と話すのも一緒ですね。2020/08/13

T坊主

10
1)倍音cdをスマホに入れて毎日今聞いている。2)この本を読んで尺八が倍音の最高峰だと知った。早速尺八のcd借りに行こう。3)”密息”という事を初めて知った、この本も読んでみたい。骨盤を前に倒しお腹を膨らませたまま、横隔膜だけを上下させて呼吸する呼吸法とあるが。イメージできない。4)日本の音楽は倍音の変化により空間性を変化させて楽しむ音楽。5)もっと地方の伝統芸能や祭りに政策的に、教育的に力を入れたらよいと思った。それが地方再生の力になるのではないか。6)世界は今独立した言語、音楽から音響へと大きく転換2015/06/13

ばんだねいっぺい

10
ヨルタモリで、タモリさんの声は「整数次倍音」だってくだりから、興味を持って読書。音の世界の奥深さには、触れたものの、途中ちんぷんかんぷん。そのうち、といっても10年後ぐらいに再読したい。2015/06/05

aoi

10
とても面白かった。簡潔だが丁寧に書いてあるため興味のある章を取り出して読んでも理解できる。ただ倍音を全く知らない人には読みにくいかもしれないが、倍音を知っている人なら倍音が身近になるだろう。 密息という日本古来の呼吸法や、日本語において倍音構造が弁別的要素であることなどにも話が及ぶ。日本の文化の再確認に繋がり、日本人が感情表現に乏しいとされるのは西洋の基準で計っているからだということに気付かされた。2014/06/07

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