演奏行為論―ピアニストの流儀

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演奏行為論―ピアニストの流儀

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393937952
  • NDC分類 761.9
  • Cコード C0073

内容説明

演奏とは何か。西欧芸術音楽における多種多様の演奏のありようを省察しつつ、「作品」本位から「演奏」本位への視点の転換を図ることによって、従来の演奏観を根本から見直す斬新な試み。音楽作品の演奏ゲーム論、演奏マネジメント論を援用して、コミュニケーションとしての生々しい相互行為の内実を解き明かす。

目次

演奏行為への問い
第1部 演奏の諸相(バッハをピアノで弾く―演奏の平行世界;作曲家の代理人―「解釈」としての演奏;作品から遠く/近く離れて―「創造」としての演奏;演奏それ自体―「技芸」としての演奏;内向きの演奏、聴き手、アマチュア)
第2部 演奏の行為論(音楽作品の演奏ゲーム;演奏のマネジメント―演奏のコミュニケーション論)

著者等紹介

大久保賢[オオクボケン]
1966年、金沢市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。名古屋芸術大学(2018年3月まで)、京都市立芸術大学、各非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スリカータ

3
ゲームという言葉遣いには最後まで違和感があったが、なかなか面白い本で興味深く読んだ。バッハ作品の演奏家をグラフ分けするのが斬新。アマチュアの解説が良かった。個人的に一番印象に残ったのは、リストの超絶技巧は実際に弾いてみると楽譜の見た目と聞いた印象に比べて、そう難しくないということ。シューマンやブラームスは逆のことが起きる。深く納得。2018/03/24

trazom

2
演奏とは何かという問題に正面から取り組み、それを一つのゲームとして分析するという評論であるが、考察が成功しているとは思えない。むしろ、この本の面白さは、色んな演奏家が「演奏」について語っている引用がたくさん掲載されていることである。グールド、ホロヴィッツなどの独創的なピアニズムと、作曲家の意図の再現を目指すアラウ、アシュケナージなどが、演奏における「創造」か「解釈」かという争点で対立する。そこに、技芸(ヴィルティオージティ)という概念を加えて演奏論を展開しようとするが、議論が堂々巡りになっている感がある。2018/03/12

紺青

1
バロックの疑問だった強弱をどうするかということの糸口が見えたかも。 要するにいろんな考え方があって正解はないいうこと。 とても共感したところは、アマチュアに言及した箇所。 アマチュアのラテン語源は 愛する者 なんだそう。 聴くだけではなく演奏(体験)する歓び っていうような言葉や、100回練習して101回目をステージでするのか っていう言葉。 作曲家、演奏者、聴衆、聴衆同士、演奏者同士の…いろいろなコミュニケーション。 違いを受け入れ、自分の価値観を深め広げ、コミュニケーションの場を維持することが大切。2019/10/03

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