静寂から音楽が生まれる

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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393936023
  • NDC分類 762.347
  • Cコード C0073

内容説明

ピアニストとして、指揮者としての経験を語る、円熟した巨匠の素顔。(『第1部 音楽と人生―マーティン・マイアーとの対話』)。欧州政治からコンサートでのマナーに至るまで、音楽と社会への深い洞察が、ときにユーモアを交えながら繊細な筆致で紡がれる。(『第2部 ピアニストは考える―エッセイ集』)。

目次

第1部 音楽と人生―マーティン・マイアーとの対話(音楽と演奏解釈;人生行路)
第2部 ピアニストは考える―エッセイ集(ウンガルン―ウンゲルン(好ましからざるハンガリー)
誰がイェルク・ハイダーを恐れているのか
現代のピアノで弾くバッハ
ペダルなしで、しかし多彩さをもって…バッハの『平均律クラヴィーア曲集』
バッハの『ゴールトベルク変奏曲』ガイド・ツアー ほか)

著者等紹介

シフ,アンドラーシュ[シフ,アンドラーシュ] [Schiff,Andr´as]
1953年、ハンガリーのブダペスト生まれ。5歳からエルジェーベト・ヴァダースの下でピアノを始め、その後フランツ・リスト音楽院でパール・カドシャ、ジェルジュ・クルターグ、フェレンツ・ラドシュらに学び、さらにロンドンでジョージ・マルコムに師事した。活動の中心はJ.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、シューマン、バルトークなどの鍵盤作品によるリサイタルや全曲演奏会である。2004年から各地でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲によるツィクルスを行なっており、今では世界20都市にのぼる。世界の一流オーケストラや指揮者の大多数と共演してきたが、近年はピアノを弾きながら自らオーケストラを指揮する弾き振りの活動に力点を置いている。1999年には自身の室内楽オーケストラ、カペラ・アンドレア・バルカを創設、メンバーには国際的なソリストや室内楽奏者、友人たちが加わっている。このほかに毎年ヨーロッパ室内管弦楽団も弾き振りしている。2011年春、ハンガリー政府のメディア法に反対を表明して注目を集め、ハンガリーのナショナリストたちから相次いで攻撃を受けたことから、今後、祖国では演奏を行なわないと表明している。2012年のドイツ連邦共和国功労勲章大功労十字星章をはじめ受賞多数。2014年6月、英国よりナイト爵位を授与

岡田安樹浩[オカダアキヒロ]
桐朋学園大学卒業、慶應義塾大学大学院博士課程修了。ワーグナーの『ニーベルングの指環』に関する論文で博士号を取得。桐朋学園大学、国立音楽大学、慶應義塾大学ほか講師。日本ワーグナー協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bartleby

10
シフが弾くバッハはすばらしすぎてため息が出る。演奏の秘密を知りたくて、彼のマスタークラスのレッスン動画を見つつ本書を読んだ。わりと飄々としたひとだが、両親はともにナチスの収容所からの生還者、本人は共産主義下ハンガリーでたいへんな半生を送り、国外逃亡(亡命ではなく)をしたと知り驚いた。とはいえ、そんな冷戦下のかりそめの世界地図ではなく、敬愛する作曲家がかつて暮らした場所を地図として思い描いているところは彼らしい。音楽の都ウィーン、オペラの都イタリアへ、そして同郷のバルトークが渡ったアメリカへ。2022/12/02

ひでお

5
コロナ禍の直前に来日したときに購入し、サインをいただいた大切な本。シフの音楽に対する真摯な気持ちがダイレクトに伝わってきます。前半はインタビュー、後半はエッセイ等で構成されています。インタビューはインタビュアーがともすればイデオロギー的な質問に寄っていくところをシフは音楽の話にぐっと引き戻すところは、なかなか面白いところです。最後のほうに収録されている「コンサートの聴衆のための十戒」まさにそのとおり、100%賛意を表したいです。またシフの音楽を一期一会のコンサートで聴けることを切に願います。2021/02/12

どら猫さとっち

4
ハンガリーに生まれ、世界中で活躍、とりわけ日本に親近感を持つピアニストのアンドラーシュ・シフのすべてが詰まっている一冊。前半はこれまでの人生と音楽活動についてのインタビュー、後半はレパートリーの作曲家やこれまで出会ったピアニストについて綴ったエッセイを収録。彼のピアノ演奏を聴くと、繊細で物静かな力強さを感じさせるが、本書でもそれが伺える。彼が人生や音楽のなかで培った思想、それが音楽に文章に出ているといえるだろう。本書を読み、ベートーヴェンのピアノソナタ全集を買ったくらいだ。2020/05/29

のん

3
今一番好きなピアニストのインタビューとエッセイ、1ヶ月かけてゆっくり読みました。前半のインタビューでは訥々と語る姿を想像しながら。作曲家とその作品を最大限リスペクトする姿勢から、あの素晴らしい一音一音が生まれてくるのだと大いに納得させられました。そしてしばしば登場する「よい趣味」「趣味がよい」という言葉、奏でられるのが音楽なのか雑音なのかは全てこれにあるのだろうな…。読み返したいところに貼った付箋は50枚では足らず、大満足の一冊でした。2020/04/27

ろべると

2
私の一番好きなピアニストの文章や言葉を読むことが、その演奏を聞くことと全く同じ体験をもたらしてくれることに驚きを禁じ得ない。暖かく滋味深い語り口で、控えめながらユーモアに満ちた明るさの中にも、高圧的な体制の押し付けや利己的なエゴに対しては断固たる反対を表明する内面の強さとを併せ持つ、現代の良識と言える姿に強い感銘を受ける。新型コロナウイルスの脅威の中で開かれた先週のリサイタルでもシフが我々に届けてくれた心温まるメッセージをこの本でも受け取って、明るい未来が開かれることを信じて生きていこうと思った。2020/03/17

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